天空の上での行き過ぎた愛情
今回はペンハリガン セントライブラリーから
2つの対となる香りをチョイス
ギリシャ神話に現れる月の女神とゼウスの息子の
愛の様子を描いたフレグランスですが
ゼウスの息子の中でもイケメンだったエンディミオンの
そ美しい笑顔をいつまでも眺めていられるよう
彼を永遠の眠りにつかせたと伝えられているルナ。
涼しげでひんやりとした白いボトルですが
内に秘めたる熱情は大したもの。
フローラル調とのことですが
トップのビターオレンジのほろ苦さが
効いているからか一般的な花束を連想させる
フローラルとは一線を画している様子。
体温があがるにつれローズやジャスミンなど
女性らしさも少し垣間見えますが
ジュニパーベリーのすっきりとした香りと
一緒なので甘くならない
好きな人を好きだから手に入れた
罪や罰の意識なんてこれっぽっちもない
純粋に自分の傍における「手段」を
理屈抜きで行っただけ
かたやエンディミオンの方はメンズ向けコロンとはいえ
ラベンダーやゼラニウムを感じるほんの少しだけ
中性的な香り
コーヒーやレザーなど
間違いなくメンズの香りではあるんだけど
普段甘いフローラルを好む私でも
使える不思議な香り
美しいまま時を止められ
老いや衰えを感じない美青年だからこそかもしれない。
これを使うと決めたならそれ相応の覚悟を決めて
いい男を演じてほしいと切に願う
ソフトながらも感じる男性のセンシュアルな色気ある香りです。
今日は私なりのオマージュでメイク
エレガンスクルーズの大粒ラメで夜空を
celvokeの紫のラインで女神をも魅了した官能さを
色調薄いメイクに不釣り合いな程
赤いルージュで抑えきれない女の愛情を
右手首にルナを
左手首にエンディミオンを付け
それぞれのストーリーの余韻を楽しんでいます。
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