支えになりたいなんて
そんな大げさなことは本当は出来ないかもしれない
衝撃的なことがあった
今もこれからも忘れない
一生
私の日々近くにいた会社の社長が
この世からいなくなってしまった
私たちはいつも一緒にいた
手形も小切手も会社の財務も
経理もすべて話し合っていた
もう何年たつのだろう
10年以上経つ
いつも隣にいた
ずーーーーーっと把握していた
わかっていて欲しいと心が叫んでいたのは
わかっていた
だけど
だけど
私は救えなかった
わかっていたよ
ちゃんとわかってたの
若き私のような存在で
どこまで出来た?
もっともっと
近くに行けばよかったのかな。娘くらいの存在まで…
そしたら救えた?
もっともっと踏み込んで
一緒に生活して一緒に寝て
眠れないときは
一緒にマンガなんて読んだりして
お父さんのように…
そうしたら今
まだ
生きていてくれるのだろうか
私が辞めなかったら
救えたかもしれない
なのになぜ私は逃げたのか
あの夏の 花火大会の後
あの北海道のナインたちが頑張った甲子園の
終わり
お盆明けの仕事始めだった
いつもの駐車場
いつもの私の朝の定位置
私の車のドアを開けたとき
カラスの黒い羽が私の足元に落ちてきた
亡くなっていた
すぐ
そばで
すぐ隣
私の衝撃は
私の心が
崩れ落ちた瞬間
私に出来たことは
私は
なぜ
救えなかった?
なぜ
もっと
もっと
深く
寄り添わなかった?
もっともっと深く
そうしたら救えた?
そうしたら
生きていてくれた?
私は
救いたかった
別にただの若い事務員でも
なんでもいいから
自分がいかに
力不足で情けなくて…
だから
私は働かない
働くなら
社長がよかった
何度も夢に出てくる
いつも穏やかに笑ってる
私は忘れない
一生
今も
あの夏の花火大会の終わり
社長のこと
毎年今も
思い出してる
思い出して
泣いたっていいと思ってる
何か音がしたって
怖くない
近くに来てるんだと
思う
私は
立場なんて関係なく
ただただ生きていて欲しかった
私のこれからの
結婚生活や
子供や見守っていてほしかった
お父さんみたいに
戦ってほしかった
負けないで欲しかった
私も私のことを悔いて生きればいい
あの時、力になれなかったこと
悔いればいい
死んでも
1人じゃないです…
私は
10年以上たった今も
やっぱりお盆のあの日を悲しく泣いたとしても
それで
いい
ありがとうございました
ずっと
そう祈ってます