そりゃあ、汚いより綺麗なほうがいいですし、私だって美しくなりたいとは思うわけです。

ただ、快適さってのは人それぞれでしてね。。。

お盆のお墓参りも遠方からは来ないので簡素なものです。我が家のあたりは山間の集落なので、小菊などに自分の家にある花を足すくらい。

地味です。　

ひるがえって最近お墓を建てた親族は、2色の墓石でお花もたくさん供えます。

しかし。。。

そこのAさん(アラフィフ)は「美しく」が口癖で、おばあさんが活けたお花を取り出して、下をバキッと折って活け直した！

事情があって私もお盆には伺うのですが、日頃一緒に住んでいるわけではないAさんは、とにかく「美しく」を追及します。

他にもそんな人はいますけど、だからといって暮らしが情緒豊か？といえば、そうでもない。

客人の前で「こんなに料理いらない」とケチッたり、所作も乱雑。

お茶やお花、習い事をしたこともなく、どこからその「美しさ」が出てくるのか。

自分の概念のなかの美しさにおさまるなら、マナーや品位は関係ないのか、と思います。

他人が整えた料理を、目の前で「美しく」と盛り付けを変えられたら気分を害しませんか？

贈り物に御礼を伝えなかったり、自分の価値観だけが正しいと信じて相手を攻撃する。

なんか、嫌だなーと思います。

口に出すだけでなく、やり込めるまで攻撃する人が増えてる気がする。見てるこちらが不愉快です。

なぜこんなことを書くかというと、その席で私の身内の悪口まで言われるのが常だからなんですけど。

諦めて聞き流して20年が経ちました。

それらの人々は、総じて底が薄いので言葉に深みはありません。

他人がどう感じるかは考えないですし。

世の中には綺麗な景色や、はっとする誰かの言葉、味わい深い世界がたくさんあるんですよ。

失敗しながら、転びながら掴む何かとか、利益にならないけどやりたい仕事とかね。

ただ、そこに見える物質は社会的な役割をもって意味をなし、手に取る人の数だけ感じ方があると思います。

野ざらしB級品の石、みたいな私はまるで工場から出てきたばかりみたいな、立方体みたいな人々に困惑しております。

なんていうか、そう、量産された色のない立方体みたいだなと思う。

住む場所が違うんだわ、と、山のなかに帰った次第。

にゃんて世の中ですかしら。

わが道を歩もう、と思います。

美しさとは