小学生のころ、大人しかった私をどうにかしようと、
母は私をガールスカウトに入れた
母の思いとは裏腹に
私はそれが嫌で嫌でたまらなくて、
積極的になるわけもなく、
ただただ、みんなの足手まといになっていた気がする
でも、それが習い事のような類のものであるとは
当時は分からなかったから、
やめたいとも言わず
その日になれば、その活動をするしかなかった
もちろん、積極性がつくわけでもなく
むしろ、余計、消極性が増していった
大人になった今でも
本当に嫌だったな…という記憶が色濃く残っている
先日、小1長男と剣道の体験会に行ってきた
前から何か習い事をさせたいなとは思ってはいたが
なかなか、これというものがない中、
ある日、ポストに入っていた
剣道体験会のチラシを見てビビッときたのだ
運動が苦手だったり、メンタルが弱かったり、
もじもじしていたりするから、
そういうものを鍛えたりするためにも、
いいんじゃないかと主人と話して、軽い気持ちで行ってみた
剣道のすり足を教えてもらったり、
竹刀で振りかぶって、新聞紙を破ってみたり
胴着を着て写真を撮ったり、
その他にも色々な体験をさせてもらったが…
長男はずーと心ここにあらずな感じで
説明されていても聞いてないし
やり方も違うことをしているし
終始、ちゃんとやれよ!って感じだった
私たち親は、こんな風になってくれたら
こういう作法を身につけてくれたら…と
希望を持って、その時を迎えていたけど
息子のその様子を見て、
あ、この子は本当に興味がないんだなと確信した
ただ、それでも、入会させて、やらせることもできるし
何年かやっていれば、もしかしたらそれなりに楽しくなってきたり、
強くなって、私たちの期待に応えてくれているかもしれないけど…
でも、それは確率の問題で、そうならない場合もあるってこと
週2日、一回2時間という親にとっても、子供にとっても
貴重な時間をそれに捧げるのかと言ったら
それは・・・・ちょっと違う気がした
そんな風に考えていた時、冒頭のガールスカウトの出来事を思い出したのだ
そして・・・
あ!息子に剣道をやらせてはいけない!
私みたいになってしまう・・・
ちゃんと、やりたいと思うことをやらせてあげなきゃと
反射的に強く強く思ったのだ
そして、ふとこんな言葉を思い出した
僕、マイクラですごい魔王城が作りたい!
私はゲームの話として受け止めていたから
その時は軽く受け流してしまったけど
あ、ちゃんと伝えてくれていたんだ
自分のやりたいことをちゃんと言ってくれていたんだと
気付いて、私は、はっとした・・・
そう、剣道の体験会を見ている時間の中で
この一連の感情がぐわーーーーーと
私の頭と心を駆け巡って・・・
それが終わった後すぐに私は
プログラミング教室の体験会の予約をしていた
親の思いはもちろん大切だし、
人としての作法や挨拶とか、
そういうのを身につけるのもとても大切だけれど
長男にとっては
全く初めての習い事は、
やりたいことをやらせてあげるのが
そして、それをやっている時の
その感覚を味わってもらうことの方が
とても大切な気がした
楽しいな!もっとやりたいな!
僕、こんなこともできるようになった、すごいな!
っていう感覚や体験をさせてあげることで
自信がついたり、他のことへの挑戦もしやすくなったり・・・
できないことをやらせるより
できること、得意そうなことを伸ばしてあげるほうが
きっと長男にとってはいい選択なんだろうと思った
まだ、始まってもないし、
体験してみて、どうなるかは分からないけど
今の時点で、長男は早くやりたい!と目を輝かせている・・・
かくして…
私が母親の思い通りに、積極的になったのは
ちゃんと自分の意見を言えるようになったのは
30を過ぎてのことだった
自分でいろいろな経験をしてきて
色々な人と出会って、色んな気持ちになって
そういう中で、自分でもそうなりたい
そうしたいと思ったとき、
そして、環境がそろったとき
ようやく母親の期待に答えられた状態になった…
(答えようという気持ちがあったわけではないけど)
母のその当時の思いは、この体験を通して、
痛いほど、理解できた
でも、結果として、私の場合は、自身が
それを望んで、努力しなければ、
そうはならなかった部分も大きかったから
どんなにこうあってほしいと親が願ったところで
口酸っぱく言ったところで
何か習わせたところで
どうにもならないものは、どうにもならないのかなと思ったりもする
だったら、とりあえず、今はやりたいことをやらせてあげて、
そして、世の中にはあなたの知らない世界が
こんなにもいろいろあるんだよと、沢山のものを見せてあげたいと思う