13年が経った…
綺麗でいい子で本当にかわいかった。
毎年しし座流星群のニュースが流れると、あの日が来るんだ…と思って切ない気持ちになる。
13年前も、泣きながら毎晩夜空を見ていた。
少し前に見たドラマで、お父さんを亡くして泣いている子に先生がこんな話をしていた。
何も入っていない箱を手にして
「これは心の中のお父さんの居場所。お父さんがいないから空っぽで悲しいよね。でもこの空間を何で埋めるかは自分次第なのよ。」
綺麗な色のついた積み木を箱いっぱいに入れて
「こんなふうに好きなもので埋め尽くしたら?
お父さんがいなくて悲しかったけど、心の中を好きなもので埋め尽くせた、だから今の私がある、と話せるようになる。」
心に残るシーンだった。
ぽーちゃんの穴、ローちゃんの穴を、若くない私がそんなふうに埋めていくことは無理だと思うけれど、日々の小さな幸せや感謝の気持ちで埋めていけたらと思う。



















