◾️対策の柱は「柵」と「捕獲」

「捕獲」によって害獣が減ることで
「柵」による防衛機能は高くなる。

「柵」があれば動物の動きを掌握したり
罠への誘導で「捕獲」効率を高める効果に!

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◾️「柵」を有効に使うための3つの原則

① 飛び込める、潜り込めると思わせない!

↪︎ 動物の目線に立って、
    適切に柵を設置、維持することが重要!

【 対策 】
柵のかさ上げや補強、目隠し、また、
柵に隣接する木や建物が侵入ルートに
なっているケースは柵の設置位置、
設置ルートを検討!

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②農作物の味を覚えさせない!

一度、味をしめた動物は、農作物に執着する。
執着した動物の侵入を防ぐのは困難。

柵は被害が発生する前に予防的に設置、
整備することが重要!



動物は、農作物の旬の時期を狙って
被害をだすため、被害の発生時期などを
動物種ごとにある程度予測することができる。


例 )イノシシの場合

6月          ▶︎イモ類
7〜8月     ▶︎トウモロコシ
9〜10月 ▶︎水稲
10月       ▶︎クリ・カキ
11〜5月 ▶︎タケノコ



③しびれない電気柵は設置しない!

電気柵は
動物の警戒心の強さを利用した心理柵。

痛い思いをした記憶が残っているものは
鼻や手を使って、繰り返し安全確認をするが
いったんシビレないことを学習してしまうと
この確認行動が見られなくなる。

↪︎ 電気柵の効果、低下


◾️捕獲の基本 
①場所選び

季節ごとに依存するエサ資源や
利用する環境が変わるため
捕獲を実施する時期に頻繁に利用する場所、

痕跡や被害・目撃情報、
利用環境や移動ルートをもとに特定する。


②エサによる誘引

毎日の餌付けによって
動物にわなの中が安全なエサ場である
と、学習させることができれば
動物は警戒せずにわなの中に
侵入するようになる。



より詳しい解説は
「岡山県イノシシ・シカ捕獲マニュアル」
をご参照ください。

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山陽新聞 2018.2.1
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