先日、4月6日・7日と東京の多磨全生園へ行った。
時期が時期だけに桜は満開。
 
この多磨全生園は、ハンセン病の療養所である。
実は昨年も伺った。そのときにすばらしい桜を目の当たりにし、これはわたしだけで楽しんではと思い、今回三条教区というお寺さんの集まりでうかがった。
 
改めて見ると素晴らしい。。
案内を頼んだ森元氏(IDEAjapan代表)曰く
 
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せめて桜の木ぐらいは自由に生きてほしい
 
との願いから、ほぼ剪定をしてない状態なのだというのです。
写真を見ていただければうなずけるが、空一面「桜」である。
 
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この全生園の桜の樹齢は、長いもので、60年は超えるとか・・・。
まさに全生園の歴史そのものなのである。
 
ハンセン病の患者の皆さんは、国の誤った政策のもと、ハンセン病隔離政策がしかれ、それによって故郷を追われ、隔離され、家族からも市民からも差別を受けてきた。またそうした家族も差別を受けてきた。
現在に至っては、国が謝罪をしたとおり、法律も改正され、自由も回復した。
しかし実際には、患者の高齢化も進み、遅すぎる自由といったところもある。
それ以上に、まだ根深く残る差別、偏見。それ以上に戻らない身体。
この厳しい事実を受け入れて生きていかなければならないのである。
 
皆さん知ってました?
入園すると、名前を変えさせられたことを・・・。
で、これを漫画家?宮崎駿は、『千と千尋の神隠し』のモデルとしたことを。。
というのも、昔、ハンセン病患者は、「座敷豚」と呼ばれてたそうです。
で、たしか、映画の冒頭、千尋の父親たちは、豚になって、名前も失ってしまったと思うのですが、まさにそれがハンセン病をイメージしたということなんだそうです。
 
いずれにせよ。
親からもらった名前を変えられ、故郷も捨てさせられ、子孫を残すことも許されず。
孤独の世界そのものである。
 
だからこその「全生園の桜」なのである。
 
せめて桜の木ぐらいは自由に・・・自分の死後も生き続けてほしい。
 
涙が出そうなくらい、綺麗なわけであります。

 
 
 
IDEAジャパン