朝のワイドショー
彼の名前を呼ぶアナウンサーの声に
濡れた手のまま
テレビの前へと向かった



そうなんだ…
舞台をするんだ



彼が私とは住む世界が違う人なのだと
改めて思い知らされた




肌と肌を合わせ
親密な吐息を交わしあった
でも
きっと
彼にとっては取るにたらない事…




ため息を一つつく
その後にふと
彼が時折見せる淋しげな瞳が思い出された
そうだ…その瞳の色が
私に期待をさせるのだ






私との情事が
ただの“遊び”ではないのではないか…と






ふふふ
バカよね
そんな事…あるわけ無いのに




テレビの中で笑う彼を見つめながら
逢いたい想いが募った


まだ
彼の中に私への興味が残っているうちに…



ピアスを探しに行きたいと
そう連絡しよう…