“この日だけは…一緒にいたい”
無理だとわかっていても
毎年そう願ってしまう
そして
そのお願いを彼は…毎年…叶えてくれる
日付の変わる直前に
部屋の中へと駆け込んでくる彼を
しっかりと抱き締める
雨の香りのする彼の髪に指を絡ませると
その湿り気が私の心を濡らす
「雨…降ってるの?」
「ん?
少し…ね」
「梅雨…だものね」
「ああ…
でも
あんたは
雨…好きなんだよな」
「ふふふ
そう…
雨の匂い
雨音…」
「でも
濡れたら気持ち悪いだろ?」
「濡れたら?
気持ち悪い?」
「ああ」
「全然」
「あはは
そうなんだ」
「そうよ」
「じゃ
一緒に濡れようか?」
「え?」
手を引かれたその先
バスルームの扉が開かれた
「ちょ…」
「ほら?」
彼がシャワーのコックを捻る
「冷たい!」
「大丈夫大丈夫」
「服…
濡れちゃうよ」
「いいよ
泊まるから
明日には乾くだろ」
今夜は…ずっと…一緒…
慌ただしい逢瀬に慣れた私には
その事が嬉しくて
彼の首へと腕をまわした
彼の柔らかい唇が
濡れた私の頬を捕らえる
絶え間なく降り注ぐシャワーの湯が
彼の服をすっかり濡らした
そのシャツのボタンを外しながら
彼の肌を濡らす水滴を舌でなめとっていく
舐めても舐めても
水滴は絶え間無く彼の肌を濡らしていく
「ははは
ほら」
微笑む彼が私の身体をしっかりと抱きしめ
深い口づけをくれる
その口づけが私の身体の奥を熱くする
彼の手が濡れた肌の上を滑っていき
膨らみをしっかりと手に収めた
何度肌を重ねても
彼とのそれに馴れる事はない
彼の手の温もりと強さに
私は自分が女であることの喜びを噛みしめ
彼の唇の柔らかさに
身体の奥から沸き上がる熱に理性を無くしていく
「あ…
んっん…」
「なぁ?」
「んん…な…に…?」
「やっぱ俺
濡れんの嫌かも」
「え?」
シャワーのコックを閉めると
降り注いでいた湯が止まる
びしょ濡れになりながら彼と見つめあう
「好きよ」
「ああ…知ってる」
「ふふふ」
軽く口づけると彼が私を後ろ向きにした
鏡に手をつくと彼へと臀部を差し出す
濡れたショーツは肌を滑らず彼をてこずらせた
「ったく…
やっぱ濡れんのは無しだ」
「ふふふ」
「濡れた太輔…好きよ」
濡れた彼から立ち上る彼の香り
彼の手に自分の手を重ね
最後の布を脱ぎ去った
差し込まれる熱は濡れた肌を
今度は汗で湿らせた
はぁ…ぁ…
あうっ…ん…
彼の吐息と私の吐息…
バスルームにこだまする二つの吐息
少しずつ早まる彼の吐息が
その時が近いことを知らせる
私の中で果てた彼と
繋がったままのこの時が
私は好きだった
彼の手に私の手を重ね振り向く
「お誕生日
おめでとう」
「はぁはぁ
ん?
今…言うのかよ」
「ふふ
今だから…よ」
二人の身体がひとつになっている…今だから…
来年も…
お祝いさせてね…
END
お誕生日おめでとうごさいます❤️
色んな仕事をして
色んな想いや葛藤をへたからでしょうか?
今のあなたの男の色気に
ただただ酔わされています…
あなたを大好きな気持ちが
私に頑張る気力をくれます
いつもありがとう…
こらからも色んな仕事をして
色んな人と出逢って
魅力を増していくあなたの姿を見せてください
ずっと応援しています❤
大好きです…




