何度抱き合っても
この瞬間はいつも
まるで初めて抱き合うかのように
私を緊張させそして高揚させる

ドキドキとした胸の高鳴りと
ようやくひとつになれる喜び

彼に押し広げられるそこが
私から恥じらいを奪い
悦びに声をあげさせる

深く深く彼を感じたくて
自らの脚を彼の腰へと巻き付ける

彼の吐息と私の声…
蜜をまとった彼自身が
ヌチャヌチャと音を立て私の中をかき混ぜる

突き上げられ続け
沸き上がる快感にただ彼にしがみつく


「もっと…もっと…して…
そこ…なの…」

「ああ
知ってる」

「はぅっ…ん……」

「もっと?」

「…うん……あっ…ああっ…」

「うっ…ふぅ…」





彼の背中の湿り気が彼の高まりを私に教える



瞳を開け見上げると
彼が私を見下ろしていた


その瞳には感情が見えない
けれど
その冷たくも感じる視線が
逆に私の中を熱くする
彼が自分の欲望のままに
私を突き上げている……
その事は何よりも私を悦ばせる

もっと
もっと
私を使って…

もっともっと
めちゃくちゃに壊して…


互いにぶつけ合う音が互いの吐息にまじり
リズムを刻む



押し寄せる波は簡単に快楽の狭間へと連れ去り
私を溺れさせる
刻まれるリズムは次第に早くなり
彼が荒っぽいくちづけを私に施した
そのくちづけに応えながら
彼にしがみつき激しくなる波を受け止めた…










「なんで泣くのさ」



彼が汗に濡れた額を光らせながら
私の瞳からこぼれる涙を舌で掬いとる


「なんでだろ?」

「ははは
やっぱ…いいから…だろ?」

「ふふふ
そうね…」




きっと
そうなのだろう


体が彼との交わりに悦び濡れる
その蜜は身体中から溢れるのだ


悲しいとか嬉しいとか
感情とは関係なく涙がこぼれることを
私は初めて知った