昔は私がAさんのことをずっと追ってる感じで、忙しいAさんの負担にならないように、じっと耐えたり待ったりしていたなぁ。
立場も全然違って、言いたいこともろくに言えなくて素の自分でいられてないなとはよく思っていた。
デートしても帰りはあっさりで名残惜しさのかけらもなくて、特に夜の「楽しかったねーこーだったねーあーだったねー」もなし。
正直寂しいと思うことが多かった。
なんて話をAさんとしていたら、
「あの頃は忙しくて自分のことで精一杯だった。デート終わった瞬間に頭切り替えてる感じ。子供達も小さかったから家事もやらなきゃならなかったし。あの頃はあんまり人に優しくなかったな…」
そうだった
家事もちゃんとこなして全部片付けてからネットでコンタクト取ってた。
どんなに盛り上がっても時間がきたらスパっと切ってた。
状況も変わり、お互い年を経た分考え方も変わったと思う。
別の人かな?と思うくらい今はAさんから1日何度も電話が来る。もちろん毎日ではないけど、車で移動中の15分の間や、隙を見つけて奥さんが入浴中のわずかな時間に小声でも連絡をしてくる。
そこまでして話したいのか、と思うけどそこまでして話したいみたい。
沢山話して沢山理解しあって2人の信頼関係をもっと深めて築いていきたいと言っていた。
Aさんは身体だけの彼女を求めているわけではなく、本当の夫婦のように何でも話し合って、仕事のことも何でも理解しあえて、美味しいもの食べたり、好きな場所に旅行したりして2人で楽しんで穏やかな安心感のある関係を築きたいと。
それって本当に幸せなことだよね、と。
なのでAさんは仕事でのどんな些細なことでも報告してくるようになった。予定も含めて。
それがとても嬉しく愛おしく、可愛いとさえ思う。



