押入れ中段の奥の方に息子の五月人形が入っていて、どうしようかずっと悩んでいた



生前、子どもを守って頂いたことに感謝して人形供養をするのがいいかなと思いつつも決断できずにいたが、先日やっと重い腰を上げたと言う訳…



お供養前日に箱から出して、五月人形を部屋に置く



ふっくらした人形の頬が息子と重なり、髪を撫でているとお供養はやめて手元に置いておこうかと心乱れ、はらはらと涙が落ちる



しかしこれは息子ではないのだ、それにこどもの日に箱から出して部屋に飾るなんて事は辛すぎてできないし、やはりお供養して神社に納めようと思った



翌日、予約していた神社へ



参道を歩いていると曇り空から少し陽が漏れているのが見え、美しいなあと思った





それから神主さんに案内され、鳥のさえずりの中、祝詞をあげて頂いた



 大きな太鼓が静寂の中響く。

目を閉じた私の頭の上の方で神主さんが鈴ふりをすると、その音に包まれて神聖な気持ちになる



今までの人生で何気なく耳に入っていた太鼓や鈴の音だったが、今回はその音により神様へと通じる道が開いたような気がした



こう言う中でお供養できて本当に良かったと思えた



帰りにお神酒と御札、お守りを頂く。主人と息子に報告し翌日からお守りは持ち歩いている



これからも、こうやってひとつひと息子の事と向き合っていきたい