とある栄養系のSNSで、緑茶栽培時に農薬の量が多すぎて人体に危険を及ぼすレベルだという内容の記事を見つけました。

農薬の影響で、緑茶をたくさん飲むと手の震え、動悸、頻脈、吐き気などの症状が出るそうです。


そして焙煎すると農薬は飛ぶので、麦茶などでは起こらないそうです。




それって本当に農薬の影響ですか?




私には農薬の影響というより、カフェインの取り過ぎによる症状に思えます。


記事では、緑茶の摂取をやめたら症状がおさまった、やはり農薬の影響だ、ということでまとめられていましたが、それはカフェインを取るのをやめたからなのでは?


確かに農薬は身体に害だと思います。腸内細菌を殺してしまうので、腸内環境を悪化させます。

ただ、動悸や吐き気が起こる量の農薬を1日で摂取するというのは考えられないです。

それでは薬物中毒になってしまいます。


記事の最後では、有機緑茶が紹介されて終わっていましたが、有機にしたところでカフェインの摂取量は変わりません。


記事を鵜呑みにして、有機の緑茶だから何杯飲んでもいいのだという誤解はあってはならないと思います。



いろいろな情報を見ていると、特に栄養学に関してはそれ本当に?という内容が多々あります。


それ故に、栄養やサプリメントは怪しいジャンルになってしまっていることも確かです。

それはとても悲しい。


正しい知識や、根拠ある内容を発信するサイトが増えていくことを祈ります。