彼と会ってきました。
別に、普通に映画を見ただけ。
なんかもう何も期待しちゃいけないとわかってながら、ひとりデート気分で仕事終わりお化粧直しして、待ち合わせまで無駄に緊張。
デートの前は本当に心が躍る。
なかなか待ち合わせで会えなくてみつけたときのうれしさったらたまらない。
彼と一緒にいると楽しい。
やっぱり昔を思い出しちゃう。
映画見てるあいだ、隣の人は学校で隣の席だったあの人だと思うと、なんだか切なくなり。
あの時は密かに両思いで、ライバルなんていなくて純粋に楽しくてドキドキして毎日学校に行くのが楽しかったのに。
ほのかに隣から香水の匂いがして、昔も海外帰りの彼の匂いがしてその香りが忘れられないことも思い出させた。
(実はプラス、ほんのり加齢臭もした笑。30超えるとしょうがないし、嫌ではない)
身長185センチの後ろ姿の細くてすらりとした足を見て、中学の体育の授業で膝上までたくし上げたジャージ姿を見て女の子達と「美脚だね!」と遠いところから観察していたのを思い出した。
仕事の関係で郊外に引越したそうなのに、わざわざ都心の映画館に来てくれて、終電近くで帰ってくれた。もっと色々早くに誘ってもよかったのかなと思うけど。
メッセージでは毒吐いたりするけど会うと優しい。チケットは私が優待券を持ってたので、食べ物と飲みものは奢ってくれた。ドアを持って待っててくれたり、単純だけどそんな優しさが好きだった。
でも、昔を懐かしく思い出したり、鮮明に覚えているのはわたしだけかと思うとそれも切ない。
映画のなかで、同じ高校生同士のカップルが同じ大学に合格できるかどうかっていう場面がでてきて、つい同じ中学で同じ地域なのに全然違う高校に行くことがわかったときのガッカリ感、彼が海外の大学に行っていることがわかったときの絶対会えない感を思い出してしまった。
帰りに、昨日作った塩パンをあげたら電車の中で食べてくれたらしく写真を送ってくれた。一瞬嬉しかったけど、昔既婚者と付き合っていた時にバレンタインのチョコをあげたらすぐその場で一緒に食べたことを思い出して、もしかしたら家まで持って帰りたくない?と勘ぐってしまった。
(深夜までポップコーンしか食べてなかったから、どちらもお腹はぺこぺこだったのは事実だけど)
悲しいくらい下心のない彼を前に、ばっちりデート感を出している私のチグハグさだったけど、前回よりもスッキリと楽しかった。
前は、覚えてない、と言われて、おまえやばいと言われて、散々で、帰り道はぼろぼろだった。
でも今回は一応帰りにパンの写メをくれて、また映画チケットもらったら連れてって、と嘘かほんとかわからないことも言ってくれた。(映画なんてご馳走したポップコーンセットを含めると自腹で払ったほうがもしかしたら安いのにね)
それでも期待はゼロ。
もう彼は私に恋愛感情を抱くことはない。
そう思うと、帰り道にくれたメッセージの最後に返事をするのが嫌でしばらく返事を遅らせた。
それは何にもならないけど、なんだかまだ終わらせたくなかった。
終わらせないといけないのは重々わかってるけど、「わたしもお腹ぺこぺこだから帰ったらなんか食べる!」と言ったけど、実際お腹空いているけど、食べたい気持ちにはならない。
ずっと前に終わった初恋。
自分の脳と心に言い聞かせてるのに。わたしのおバカな脳と心は勝手に叶うはずのない想いを膨らませてしまう。匂いとか声とか色んな思い出を刷り込まれて薄めるどころか濃くしてくる。
彼の匂いを消してくれる人を見つけないとなあ。
難しいなあ。