こんにちは。
一週間のご無沙汰でした。ロッテ歌のアルバム 司会の玉置ひろしでございます。←めっちゃ昭和的なご挨拶
ということで・・・
佐賀には、あまり知られていない素敵なところが多くて、その中でも鍋島藩に関係するところも色いろあります・・・面白いので一つご紹介
鍋島家12代当主直映公により昭和2年に創設された佐賀県内最初の博物館”徴古館”に展示されている11代鍋島直大夫人の栄子様が着用した夜会服です。
バッスル・ドレス
小袖地の部分は白紗綾形紋綸子地に 菊・桜・牡丹・唐団扇模様を刺繍と型しぼり。前スカートと裾の部分は白サテン地使用だそうです。
スカートの後ろ部分にふくらみをもたせた着装形式をバッスルスタイルといい、日本では鹿鳴館時代に流行しました。
徴古館・・・他にも色んなものが展示されています。
お近くの方はどうぞいらっしゃってね(^o^)遠くの方も観光旅行で是非・・・
バッスル・ドレスはフランス語ではRobe à Tournure(ローブ・ア・トゥルニュール)と言うそうです。
で別名Cul de Paris/キュ・ドゥ・パリ・・・つまり直訳すると「パリのおケツ(お尻)」Culのことを”おケツ” は口語のスラングとしてよく使われるようです。あまり上品ではありませんが・・・
で、このバッスルスタイル・・・
美術作品でもご覧になった方も多いのでは?
スーラ「グランド・ジャッド島の日曜日の午後(1886年)
右端の女性のドレス・・・後ろがふっくらしていますよね!
この作品は3年がかりで仕上げました。(点描画ですしね~~根気のいる作業ですよね)
スーラはシニャックとともに新印象派の創始者でありました。
科学的理論に基づいて研究したこの分割筆触という技法・・・影響を受けた画家も多いようです。
・・・・ゴッホもそのひとりです
「技法で個性を出すことが画家の価値なんだ」とスーラ様はおっしゃったそうです。
点描画といえば
このチェックの模様・・・縮小すると・・・(あっ遠くから見てみるとわかりやすいかも)
小さな色点が高密度で並べられると、網膜上で混ざり合い、眼で見分けることが出来なくなります。(上の絵がこの下のようにみえませんでしたか?)
で・・・これ併置加法混色といいます。
混色ってなに??ですか?
ズバリ!2色以上の色を混ぜ合わせて色を作ることです。
ん?そのまんまジャンって思った?
で、混色には2種類あって
減法混色・・・元の色より暗くなること(下の図の右)
加法混色・・・元の色より明るくなること(下の図の左)
の減法混色の3原色(色料の3原色)
シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)
M+Y=レッド(R)
C+Y=グリーン(G)
C+M=ブルー(B)
RGB・・・色光の3原色でございます。
で、全部混ぜると・・・C+M+Y=Bk(黒)でございます。
ちなみに・・・
YとB MとG CとRは補色の関係で
混ぜるとBkになります。
の加法混色の3原色(色光の3原色)
レッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)
R+G=黄(Y)
G+B=シアン(C)
R+G=マゼンタ(M)
CMY・・・色料の3原色でございます。
で、全部混ぜると・・・R+G+B=W(白)でございます。
ちなみに
RとC MとG BとYは補色の関係で
混ぜるとWになります。
で、さきほどの併置加法混色を利用した身近な例・・・カラーテレビやモザイク画、織物など
継時加法混色というのもあり、たとえば
左側の3色の円板でコマを作り、くるくる回したら左のように見える現象
高速回転で眼が色を見分けることが出来ないためです。
動体視力がすばらしいイチロー選手などは・・・どのくらい回せば一色に見えるのでしょうか?
回転寿司って・・・高速回転だと、どんな色に見えるのでしょうか?ん?アホな質問すぎましたか?ごめんなさい
ではでは・・・・おやすみなさい