ちょうど一年前の5月3日。
救急車で運ばれてました。
自分原付ブーン、
脇から車がキー、ドカン、バっタン、
立ち上がる事もできない。
全身の痛みに耐えながら
とりあえず、仕事先に連絡して、
「すみません、後は頼みました」
ピーポーピーポーのサイレンを
聞きながら意識が、ぼんやりするなか救急隊員さんの、質問に答えていたと思う。
後で知った事なんだけど、
運ばれていくとき、車を運転していた80歳のおじいちゃんに、
親指を立てて
「大丈夫!」って合図していたんだと。
まったく記憶にはない。
そんな話を聞いて、自分自身で言うのはおかしいけど
「無意識にも溢れ出る人の良さ」に、
「馬鹿だねぇ」って笑ってしまった。
足の小指を骨折。
膝上の靭帯損傷。
全身打撲。
の以外に軽傷?だったけど、検査終わったらすぐに解放されて
「轢かれた人間だけどこんなに簡単に解放するのですね!」
と、歩くのもままならないのに、全身痛いまま、ひょこひょこ歩きながら思いましたよ。
その日、偶然にお美奈子ワイフが友達に会うために近くまで
子供を連れて遊びに来ていて、
「せっかく、久しぶりに友達に会ってるのに、『事故ったのです』なんて言って切り上げさせるのはさすがに可哀想だ。」
なんて思って、あっちが落ち着いた時に連絡して、一緒にタクシーで帰ったのでした。
約3ヶ月リハビリに通い、主夫をして、
子供達と一緒の時間を過ごせた。
今思えばどれもこれも良い思い出。
って言うのは変かも知れないけど、
事故を起こしてからの全ての事、
事故があってよかった!と、
ポジティブにとらえています。
リハビリも一生懸命した。
今は何の後遺症もない。
再び舞台に立つ事ができる。
仕事も変わらず続けられている。
事への感謝。
普通に家族と一緒にいられる。
事の幸せ。
おっきなこと、ちっさなこと、
何気ないひとつひとつ、
僕に関わる全ての事に、
ありがとうございます。
って思うのです。