卑怯な人に、やられっぱなし。
卑怯な人は勝ちっぱなし、楽しみっぱなし。
そういう仕組みなの、世の中は。

最近のおじさんおばさんが、人生を始めだした頃、
そういうことは、知る術がなかった。

人の能力には限界があり、人の1日の時間は決まってる。

いろいろな人に優しくすれば疲れるし、
もやもやは気晴らしや八つ当たりして早くすっきりした方がいい。
本なんか読まなくても、たくさん暗記して、
手を早く動かせば点になる。

そうやって、勝ち続けた人が動かしてるのが、世の中。

今、苦しくて、今、やられてて、
明日、いきたくない人

がんばって明日をやり過ごして明後日、
明後日をやり過ごしてその週。
次の月、

がんばればがんばるほど、苦しみは膨れ上がる。
理不尽な気持ちは膨れ上がる。
卑怯な人は、縁が切れる瞬間まで、のらりくらりと人で楽しむ。

既に世界との間にセロファンの幕が下りた。

その人の名前を書いて、卑怯さを書いて、すぐに飛び降りろ。高いところ、高ければ高いほどいい。

人の卑怯さは、想像を絶する。
それは、続く。逃げても続く。
心に身体に深く刻み込まれ、次に会う人、次に会う人、全て卑怯な人に見える。
そして、そのままの人生が続く。
希望なんかない。

生き延びることを世の中が提案しても、
その提案を受け入れても、そのままの人生が続く。

逃げても、逃げても、傷ついた自分からは逃げられない。

世の中には、身分がある。
卑怯な人に、貶められ、救いを求めても、なおやられて然るべきと決められた身分。

大人になったからわかる。
早く早く飛び降りろ、私。

ばいばい、人権。
ばいばい、世の中。
早く早く、片付けろ。