今日は9月の20日、誕生日の前日だ
明日になれば僕も栄えある大人の仲間入り
タバコは吸えるし、totoくじは買える
罪を犯せば世間に名を知られる事になる
そういうワケで今日は10代最後の日
そんな日に起こったツイてるけどツイてない話をしよう
朝、目が覚める
10代最後の日といっても特別どこかに行くというわけでもなく、昨日も沖縄から12時過ぎに帰り、疲労も溜まっていたので布団にずっとくるまって色んな考えを巡らせていた
10代のうちにやっておきたいことはないか
やりのこしたことはないか、と考えてみたが特に思いつかない
しいて言うならばココイチの10辛をまだ制覇してないことか
とりあえずやる事が思いつかなく、今日はさびしい最後の日を送りそうだ
パソコンで東京アンダーグラウンドを見ていると姉が部屋を訪れてきた
夕方に犬の散歩と米を炊け、と頼んできた
シエルが出てきてちょうどいいところだったので適当な返事を返しておいた
これが悪夢の始まりだった
夕方になり僕は散歩用の手提げバックを持ってココアと夕暮れの街に出かけた
東京の風は沖縄と違い肌寒かった、長袖をきておいてよかった
東京にはもう秋が訪れていた
しばらくするとココアが歩く足を止めた
そして地面を踏みしめ、体に力を入れ踏ん張り始めた
ウンチングのサインだ
僕はいつものように手提げバックからティッシュとビニール袋を取り出し、ウンチの処理をする
……つもりだったがバックの中を覗き込んだ時、体が凍りついた
ティッシュと…ビニール袋が…一枚も入っていない!
誰だ!?前回の散歩担当者は!!ブツが切れたらちゃんと補給しておけ!!
とにかくこれではウンコが回収できない
道の端に動かして放っておくか?
土の上に置いておけば肥料となって大地に還るだろう、輪廻転生とはこのことだ
しかしその場所はダイエーの入り口のど真ん中で人通りが多くウンコを大地に還せる場所は見当たらなかった
くそぅ…どうすれば!?
とにかくどうしようかと焦った
そして自分の左手を見つめた
……
生温かいぬくもりと固体と呼ぶには少し不完全な感触をその手に感じ、数個のウンコをバックの中に放り込んだ
思わず泣きそうになった
でもこんな事で挫折しちゃあダメだ
この先大学の実験や実習で患畜の便や吐瀉物、あるいは内臓器まで処理する事なんて大いにあり得るんだからさ
練習だと思え、いつかこの経験が役に立つ時が来るさ役に立つ時が来るさ役に立つ時が来るさ
近くの公園の水道を目指した
左手にはこげ茶色の物体がこびりついていた
ちなみにウチのココアのはかなり臭い
とにかく臭い、時には目にしみる
自分のヘソの胡麻の臭い嗅いでいる方がマシに思える
彼女が出来たら右手で手を繋ごうと決意した
公園で手を洗い、散歩を続ける
手提げバックからはテリブルな臭いが漏れてくる
臭いものには蓋をせよ、という言葉を考えた人の気持ちが痛いくらいに理解できた。何でこのバックにはファスナーがないんだよ
とか思っているうちにココアが再び大地を踏みしめ体にちかr(略
嫌な予感がした
脇から額から全身からぬるい汗が沸いてきた
何故だ!?コイツは一度の散歩で2回もするような奴じゃない!!
まさか今朝誰も散歩に連れていなかったのか!?しかし今朝は母親がちゃんといたはずだ!!あの人が散歩をサボるなんて有り得ない!!!
待てよ…今朝…雨の音…天気……まさか!?台風が上陸したせいで雨が降り散歩をすることが出来なかった、そのせいでウンコが2回分溜まっていたというのか!!!!!!
排便の理由を推測してもそこに意味は存在することはなく、現実という名の悲しみが襲った
再び左手を見つめ、一言謝罪を述べ、その道を遮る障害を取り除いた
一刻も早くこの穢れた左手を、そしてバックに詰まった悪を浄化しなくては!!
僕は駅の公衆トイレに向かった
踏み切り待ちがとても苦痛だった
隣の人々のひそひそとした話し声がまるで「あの人臭くなーい?」という陰口にさえ聞こえそうな気がしてきた
そしてようやくの思いで公衆トイレに着く
トイレの個室で吐きそうな思いで悪を掴み、奈落へと一気に叩き込んだ
何事も焦ってはいけない、という言葉は本当だったんだとこの日記を書いている時にしみじみと感じた
悪を奈落に放り込み、浄化へのスイッチを押す
豪快な水流の音が唸り、悪が水流に飲み込まれる
……と思っていたが、悪は消えない
もう一度押してみる
……がやはり消えない
それどころかキャパシティを超えた水がトイレの床に溢れてきたのである
早い話トイレが詰まった
再び変な汗が全身から噴き出してくる
他の利用客が不思議そうにこっちを見てくる
自分は何も関係ないだろうとココアが外で「早くしろ!」とばかりに吼えている
そして俺ビーチサンダル
トイレの汚水で足ビショビショ
今までの自分だったらここで知らん振りをして逃げていたかもしれない
でも明日からは子供じゃない、一人の大人として生きていくんだ
自分のした事には責任を持って生きていくんだ
僕は駅員室に向かった
そして駅員さんに「向こうのトイレが詰まっちゃったんですけど、何か掃除用具ありますか?」と告げた
この言い方だとまるで自分の便でトイレ詰まらせたと思われるだろう
でも自分の犬の責任は飼い主の責任
自分の犬の恥は飼い主が代わりに背負うものである
しかし駅員さんは「あそこは市役所の管理なんで市役所に言っておきます、大丈夫ですよ」と言ってくれたので僕はその場を後にした
だが心は煮え切らない思いに満たされ、僕は再びトイレに戻ってきた
そして何か出来る事はないかと左手を見つめる
……
それはやっぱり出来なかった
自分の家のならまだしも見知らぬ人達が使った空間に自らの手を突っ込む聖人君子には僕はまだ遠かったようだ
正直駅員さんに「そのままでいいですよ」と言われた時安堵していた自分がいた
自分で詰まらせておいて帰っちゃったけど、間違ってないよね??
ココアが「早く帰らせろ」とばかりに吼えてくる
誰のウンコのせいでこんな事になったんだバカヤロウ
このイライラをココアに思わずぶつけてしまいそうだったが、動物愛護の鑑となる獣医系大学の生徒としてここで飼い犬にあたってしまってはいけない
僕は唇をかみ締め散歩を続けた
家に帰り、今日の一連の事を話すとティッシュとビニールの入っていたバックは別のバッグだった
どうやら僕が沖縄に言っている間散歩バッグが変わっていたらしい
でもそんな事言ったって首輪とかリードとか今までのバッグに入ってたんだぜ、ちゃんと出発前に確認しない方が悪いってのか!?
ちなみに前回散歩したのは姉
散歩バッグを新しいものにかえたのも姉
怒りのベクトルを逸らされた僕は泣く泣く汚れたバッグとその中に入っている櫛やボールなどを洗いに風呂場へ向かおうとした
その時に母親が声をかけてきた
何??代わりに洗っておいてくれるというのか!?
やはり持つべきものは優しい家族だな~
母「風呂場で洗うと汚れるから外の水道で洗ってきて」
外の水道の水は冷たく、僕の指先の皮膚が切れるのが先か、僕の精神がキレるのが先かいい勝負だった
ウンコついた手で米磨いでやろうかと思った
さすがに米は炊いておいてくれたらしく、今日一日でどっと疲れたような気がした僕はいつもより早く夕食を食べる事にした
出てきた夕食はカレーだったちなみにカレーを作ったのは姉だった
明日になれば僕も栄えある大人の仲間入り
タバコは吸えるし、totoくじは買える
罪を犯せば世間に名を知られる事になる
そういうワケで今日は10代最後の日
そんな日に起こったツイてるけどツイてない話をしよう
朝、目が覚める
10代最後の日といっても特別どこかに行くというわけでもなく、昨日も沖縄から12時過ぎに帰り、疲労も溜まっていたので布団にずっとくるまって色んな考えを巡らせていた
10代のうちにやっておきたいことはないか
やりのこしたことはないか、と考えてみたが特に思いつかない
しいて言うならばココイチの10辛をまだ制覇してないことか
とりあえずやる事が思いつかなく、今日はさびしい最後の日を送りそうだ
パソコンで東京アンダーグラウンドを見ていると姉が部屋を訪れてきた
夕方に犬の散歩と米を炊け、と頼んできた
シエルが出てきてちょうどいいところだったので適当な返事を返しておいた
これが悪夢の始まりだった
夕方になり僕は散歩用の手提げバックを持ってココアと夕暮れの街に出かけた
東京の風は沖縄と違い肌寒かった、長袖をきておいてよかった
東京にはもう秋が訪れていた
しばらくするとココアが歩く足を止めた
そして地面を踏みしめ、体に力を入れ踏ん張り始めた
ウンチングのサインだ
僕はいつものように手提げバックからティッシュとビニール袋を取り出し、ウンチの処理をする
……つもりだったがバックの中を覗き込んだ時、体が凍りついた
ティッシュと…ビニール袋が…一枚も入っていない!
誰だ!?前回の散歩担当者は!!ブツが切れたらちゃんと補給しておけ!!
とにかくこれではウンコが回収できない
道の端に動かして放っておくか?
土の上に置いておけば肥料となって大地に還るだろう、輪廻転生とはこのことだ
しかしその場所はダイエーの入り口のど真ん中で人通りが多くウンコを大地に還せる場所は見当たらなかった
くそぅ…どうすれば!?
とにかくどうしようかと焦った
そして自分の左手を見つめた
……
生温かいぬくもりと固体と呼ぶには少し不完全な感触をその手に感じ、数個のウンコをバックの中に放り込んだ
思わず泣きそうになった
でもこんな事で挫折しちゃあダメだ
この先大学の実験や実習で患畜の便や吐瀉物、あるいは内臓器まで処理する事なんて大いにあり得るんだからさ
練習だと思え、いつかこの経験が役に立つ時が来るさ役に立つ時が来るさ役に立つ時が来るさ
近くの公園の水道を目指した
左手にはこげ茶色の物体がこびりついていた
ちなみにウチのココアのはかなり臭い
とにかく臭い、時には目にしみる
自分のヘソの胡麻の臭い嗅いでいる方がマシに思える
彼女が出来たら右手で手を繋ごうと決意した
公園で手を洗い、散歩を続ける
手提げバックからはテリブルな臭いが漏れてくる
臭いものには蓋をせよ、という言葉を考えた人の気持ちが痛いくらいに理解できた。何でこのバックにはファスナーがないんだよ
とか思っているうちにココアが再び大地を踏みしめ体にちかr(略
嫌な予感がした
脇から額から全身からぬるい汗が沸いてきた
何故だ!?コイツは一度の散歩で2回もするような奴じゃない!!
まさか今朝誰も散歩に連れていなかったのか!?しかし今朝は母親がちゃんといたはずだ!!あの人が散歩をサボるなんて有り得ない!!!
待てよ…今朝…雨の音…天気……まさか!?台風が上陸したせいで雨が降り散歩をすることが出来なかった、そのせいでウンコが2回分溜まっていたというのか!!!!!!
排便の理由を推測してもそこに意味は存在することはなく、現実という名の悲しみが襲った
再び左手を見つめ、一言謝罪を述べ、その道を遮る障害を取り除いた
一刻も早くこの穢れた左手を、そしてバックに詰まった悪を浄化しなくては!!
僕は駅の公衆トイレに向かった
踏み切り待ちがとても苦痛だった
隣の人々のひそひそとした話し声がまるで「あの人臭くなーい?」という陰口にさえ聞こえそうな気がしてきた
そしてようやくの思いで公衆トイレに着く
トイレの個室で吐きそうな思いで悪を掴み、奈落へと一気に叩き込んだ
何事も焦ってはいけない、という言葉は本当だったんだとこの日記を書いている時にしみじみと感じた
悪を奈落に放り込み、浄化へのスイッチを押す
豪快な水流の音が唸り、悪が水流に飲み込まれる
……と思っていたが、悪は消えない
もう一度押してみる
……がやはり消えない
それどころかキャパシティを超えた水がトイレの床に溢れてきたのである
早い話トイレが詰まった
再び変な汗が全身から噴き出してくる
他の利用客が不思議そうにこっちを見てくる
自分は何も関係ないだろうとココアが外で「早くしろ!」とばかりに吼えている
そして俺ビーチサンダル
トイレの汚水で足ビショビショ
今までの自分だったらここで知らん振りをして逃げていたかもしれない
でも明日からは子供じゃない、一人の大人として生きていくんだ
自分のした事には責任を持って生きていくんだ
僕は駅員室に向かった
そして駅員さんに「向こうのトイレが詰まっちゃったんですけど、何か掃除用具ありますか?」と告げた
この言い方だとまるで自分の便でトイレ詰まらせたと思われるだろう
でも自分の犬の責任は飼い主の責任
自分の犬の恥は飼い主が代わりに背負うものである
しかし駅員さんは「あそこは市役所の管理なんで市役所に言っておきます、大丈夫ですよ」と言ってくれたので僕はその場を後にした
だが心は煮え切らない思いに満たされ、僕は再びトイレに戻ってきた
そして何か出来る事はないかと左手を見つめる
……
それはやっぱり出来なかった
自分の家のならまだしも見知らぬ人達が使った空間に自らの手を突っ込む聖人君子には僕はまだ遠かったようだ
正直駅員さんに「そのままでいいですよ」と言われた時安堵していた自分がいた
自分で詰まらせておいて帰っちゃったけど、間違ってないよね??
ココアが「早く帰らせろ」とばかりに吼えてくる
誰のウンコのせいでこんな事になったんだバカヤロウ
このイライラをココアに思わずぶつけてしまいそうだったが、動物愛護の鑑となる獣医系大学の生徒としてここで飼い犬にあたってしまってはいけない
僕は唇をかみ締め散歩を続けた
家に帰り、今日の一連の事を話すとティッシュとビニールの入っていたバックは別のバッグだった
どうやら僕が沖縄に言っている間散歩バッグが変わっていたらしい
でもそんな事言ったって首輪とかリードとか今までのバッグに入ってたんだぜ、ちゃんと出発前に確認しない方が悪いってのか!?
ちなみに前回散歩したのは姉
散歩バッグを新しいものにかえたのも姉
怒りのベクトルを逸らされた僕は泣く泣く汚れたバッグとその中に入っている櫛やボールなどを洗いに風呂場へ向かおうとした
その時に母親が声をかけてきた
何??代わりに洗っておいてくれるというのか!?
やはり持つべきものは優しい家族だな~
母「風呂場で洗うと汚れるから外の水道で洗ってきて」
外の水道の水は冷たく、僕の指先の皮膚が切れるのが先か、僕の精神がキレるのが先かいい勝負だった
ウンコついた手で米磨いでやろうかと思った
さすがに米は炊いておいてくれたらしく、今日一日でどっと疲れたような気がした僕はいつもより早く夕食を食べる事にした
出てきた夕食はカレーだったちなみにカレーを作ったのは姉だった