知人が亡くなった。

と連絡が来て涙が出た。


それも、数日前にと聞いて。

その数日間、亡くなったことを知らずに

普通に生きて、ご飯食べて、笑って、

のんびりして、眠ってた。

知ったら変わったかって言われれば

そんなに変わらなかったと思うけど。

普通に生活している中で

私含めみんな変わらない日常を送ってることが

悔しい。


人ひとりの命がその日亡くなって

どんな気持ちで、どんな苦しさで、

どんな人生で、最期を迎えて、


最期の時の家族は、親戚は、

その瞬間から今まで

どんな気持ちで生きてるんだろう。


抱えようもない不安を外から

人差し指と親指でつまんで

信じられない とか

悲しい とか

残念だったね とか

まだ若いのに とか

そんな言葉しか掛けられなくて。


優しそうな人だった

厳しそうな顔もたまにしてた

はっきりしてる人だった

自分の子を大切にしてるって

聞かなくてもわかる人だった

身なりにも気を遣ってる人だった


抵抗できない病に

どんな気持ちでいたんだろう

強がっていたんだろう

気を張っていたんだろう


少しでも、

生まれてきてよかったと

家族をもててよかったと

好きなこともできたと

思い返す瞬間があったなら

いいな。


今は身体から抜けて

楽になったかな。

楽になっていてほしいな。


直接的な関わりが多かったわけじゃないけど

本当にありがとうございました。

生まれてきてくれて

同じ時を生きることができてよかったです。

ありがとうございました。


生きたい人がたくさんいるから

私も生きよう。