思い出したいような。







忘れたいような。







薄目でそっと、見たいような。






そんなキオク。







辛かったの。






あのときは






ツラいと思う余裕もなくて。







ただ、ただ。







受け入れるしかなかった。







ワタシがタイケンを書くコトが






いいコトなのか。






わからないけど。








もしかしたら








見たくない人








思い出したくない人も






いるかなと







書くのをためらってしまった。








でも、







ワタシの一部になったガン。








そう思うと、タイセツなコトに







思えて仕方ない。










なかったことにしたくないし。








隠してるのもツラい、、、










恥ずかしくなんか







ない!












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聞こえますか?









何度も繰り返す声がかすかに聞こえた。










ワタシの名前が呼ばれてる。






モウロウとしながら






うっすら目をあけると。







まだオペ室みたいなところだった。







娘たちと一緒に遊んでた。





ワタシもコドモになってた。






夢?






目覚めた時、はっきりと感じた。







さっきまで 遊んでた。。。






それと同時に






全身麻酔の喉の奥に差し込んでいた







チューブを思いっきり抜かれて








激痛を感じた。






とても寒くて。







寒くて。







寒くて。







歯がガタガタしてとまらなかった。









されるがまま。







数々の処置をされて







手術台から








移動用のベッドに移しかえられ








装着されてる器具を1つ1つ








チェックしながら確認していた。







その時








ドレーンなし








そう聞こえてきた。









かすかな意識の中で







ドレーンがナゼついていないか







聞くコトもできず。








モウロウトした意識の中で








手遅れ?







子宮も卵巣も残ってるの?








心の中でつぶやいていた。









約5時間30分の手術が








無事に終わった。







月に1回あるか ないかの







大手術。







そう、後から聞いて






びっくりしてしまった。








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この扉の先には






ワタシの未来があって。






どうなってしまうのか。






不安を抱きながら







微かな記憶。







テレビで見るような








手術の扉を越えて








また






ゲートを越えて。







ジェットコースターにでも乗るみたい。






名前を聞かれて







言葉を出すのが精一杯だった。








長く歩いた気がしたけど。






オペ室が2、3室あったような。






一番奥のオペ室だった気がする。






眼鏡をかけて歩いていた







ワタシ。







見えない方がよかったんじゃないか








後悔しながらたどり着いた先には






手術着を着た医師たちが






6人ぐらい









待ち構えていた。









緊迫感に包まれながら










涙をぬぐい










鼻水をすすりながら







手術台まで自力で上り









メガネをはずした。








洋服を脱がされて








両腕を固定されて








左手首に全身麻酔の針が







入らない





入らない






と言われながら







やっとささり。







痛みにやけに敏感に








なってたワタシには









かなり辛かった。







そして背中を猫のようにまるめて







硬膜外麻酔のチューブが







背中にグイッグイッと







差し込まれていくのを








感じながら








目をおもいっきり








つむって








天国にいるおじいちゃん。愛猫







どうかお守りください。







心の中でつぶやきながら







ワタシは







愛しいコドモタチを








も一度抱きしめたい







そう願いながら







酸素マスクをつけられて








深い眠りへと







ついた。








オンナがどうとか。






後遺症がどうとか。






この時はどうでもよいと思えた。







早く。








早く








コドモタチに会いたかった。











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