雪が降っている。


ゆらゆら。はらはら。




雪の中、雪と僕が舞い踊る。







出会いってきっと別れが来て。



別れは出会いの始まりだっけ。
そんなの嘘じゃんそんなわけないじゃんって思うこともあって。


これが最後の恋だから、なんて言っちゃうこともあり。


それが結果的に嘘になったりして。



そんな目まぐるしい流れの中で、



その日その時その瞬間、連続した刹那の中で、



決して離れないと思えた、決して離れないようにと願った、



そんな思いそのものが大切だったんだって、


必然だったのかなって、


運命だったのかもねって、



想い出に罪はないよね、ってさ。




桜の季節に出会って、



葉桜とともにすれ違いながら、



いつの日か散ってしまったのも。



咲き誇った記憶。




季節は巡るけれど、



同じ時は二度と無くて、


どんなに願っても、決して繰り返さない記録。



桜が咲くから、桜が散るから、

春の人の心は落ち着かないみたい。


だからね、
いつかまた会えたら、


その時はきっと、



永久の桜。



四季に狂い咲く桜。




そんなことを考えながら、

過去に縛られた僕は。


微睡みの逢瀬。



今夜も君の夢を見る。







女々しいことを書くね。

誰も見てないだろうけど。
誰も見てないから書けることなんだけど。


吐き出したいこと。



1、2年ぐらい前に携帯変えたのね。
画面が映らなくなっちゃったから。


それで携帯屋さんに行ったんだけど、画面映んないから新しい携帯にデータの移行が出来ませんって言われて。
でも5000円ぐらい払ってくれたらデータをCD-Rか何かに移せますよって言われて。

そんなん出来るんかいそれじゃあお願いってことで5000円ぐらい払って。


でも色々あって結局受け取りに行かなかったのね。



それを今日、ふと思い出して。
でも受け取り期限みたいなの1年ぐらい過ぎちゃってて。


もしかしたら奇跡的に残ってるかなって思って、携帯屋さん行ったのね。


したらば案の定、もう破棄しててどうしようもないわぁって言われて。

そうだよねって諦めたんだけど。



何ゆえ突然思い出したのかって言えば。



昨日元カノが夢に出てきちゃって。そう。元彼女ね。

その子と一緒に撮った写真なんかを急に見返したくなる衝動がさ。


でもそれ、今の携帯に入ってないわけ。前の携帯に入ってたわけ。

それを今日、破棄しちゃいましたって告げられて。



何が言いたいかって、もうその子には会えないんだなってこと。
顔だっていつか忘れちゃうし、連絡なんて二度と取れないし。


きっといつか夢にだって出てきてくれなくなるよ。忘れていってしまうよ。


笑った顔も、きっともう死んでも見ることなんて出来ない。


たしか5つぐらい年下だった気がするけど、元気にしてるのかな。



また会いたい。けど。もう会えない。




生きていくなかでありふれたそんなことを、強く実感した日。