一生には死の危機が三度ある | 密教僧のブログ

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幸せになる人間と不幸になる人間は何が違うのか。目に見えない世界の法則を密教僧が解き明かします。

人の一生には三回、死の危機が訪れます。

それはとても不思議な現象であります。

これは避けることができません。私たちにできることは、一回目、二回目をつかまないようにするだけであります。

なかには、残念なことに、一回目をつかんで突然亡くなってしまう人もおります。自分の命を助け、長生きするために頼れるのは自分しかいないのです。内なる自分の声に耳を傾けようとする姿勢が大切です。

浅いものでも深いものでも、強いものでも弱いものでも感じるものがあります。無論、霊感の有無に関係ありません。

たとえば、何でこんなに寂しいのだろう。や虫の知らせのような予感がするのであります。このように理由もなく物思いに沈んでしまうことが、一生に三回あるわけです。つまり、死の危険は三度あるということになります。

そして、この三回の危機のうちに何回目をつかむかが問題になります。最初の一回目をつかんでしまった人は、結果的に早死にすることになります。そして二回目の危機を乗り越えた人はいくら頑張っても、次に訪れる三回目の危機には亡くなる運命となります。長生きして、天寿をまっとうして亡くなった。という人がこれに当たります。