こんな供養は仏様が嫌がる | 密教僧のブログ

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幸せになる人間と不幸になる人間は何が違うのか。目に見えない世界の法則を密教僧が解き明かします。

仏様を供養するには、安心して成仏して欲しいという真剣な気持ちがなによりも大切です。極端にいえば、その心さえあればお水の一杯、お線香の一本だけで供養は十分であります。


つまりは、毎日、亡くなった人と一緒に生きているという姿勢が故人には、なによりの供養なのです。

高価な戒名、お墓、仏壇は必要ないのです。それらがどれほど立派でも、魂の入っていないものであれば、なきに等しいのであります。


では、仏様が嫌がる供養とはどんなものでしょうか。




下記のようなことは、できるだけしないように気をつけて供養下さい。


1、お墓や仏壇への供物を捨てる人がいます。これは仏様にとってはとりわけ嫌なことです。供物は全部いただくようにします。供えてから、お線香が燃え尽きるくらいまでそのまま置いて仏様に召しあがっていただき、あとはできれば家族全員で少しずついただくようにします。また、ご飯にカビが生えるまで放置しては絶対にいけません。新鮮なうちにおろして下さい。


2、お線香が途中で消えたとき、そのまま放置されるのを仏様は嫌がります。燃え尽きるまでしっかり燃やしてあげてください。


3、あまり香りの強すぎる花は仏様は嫌がります。他、トゲのある花、位牌より背の高すぎる花、すぐに散ってしまう花、木の実のついているもの、松葉のように先の尖っているものなどは嫌がりますので要注意です。


4、先祖をまつる仏壇に飼っていたペットをまつる人がいます。これは、ご先祖様が大変嫌がります。また、ペットも居心地の悪い思いをしています。仏壇にペットの写真など入れるのはとんでもないことです。


5、色のついたローソクより、白い普通のローソクのほうが喜ばれます。


6、画鋲、安全ピン、針、はさみなど仏壇のそばに置かないでください。とても嫌がります。


7、生前の好物を供えてあげると喜びますが、好きでないものを無神経にあげないようにします。



生前、故人が好きだった趣味の道具や本などはぜひ供えてあげるとよいでしょう。