2泊目、晩御飯を食べたあと天気が急変してキャンプ場全体が雲の中に入りました。視界は10mくらいで真っ白で少し不気味な感じでした。日曜日泊なので周りにキャンプ泊の人がいません。半径100mくらい誰もいないので自分たちのテントのわずかな灯りだけ。熊が出没して被害に遭うのは真っ先に我々だね、なんて話していました。

 

雲の中の小雨から次第に土砂降りになります。タープの一端を神社のように広げて張っていたので大量の水が溜まります。水の重みで壊れないようにときどきタープを下から押して排水しました。21時ころには小雨に戻ってきたので仮眠に入りました。

 

8月1日0時半頃起床して外を見ると星空です。地面の草は夕方からの雨で濡れています。カメラを出してセッティングをしているとブユのような小さな虫が顔の周りにたくさん飛んできて目や耳に入ってきます。うち奥が蚊取り線香を2つ準備して天体望遠鏡の設置場所や折り畳みイスの近くに置いてくれたので虫被害が軽減されました。

 

まずは三脚にカメラを乗せて星景写真。

 

東の空。1時過ぎに火星とすばる。

 

あたりに誰もおらず真っ暗なため、普通に天王星まで写ってました。

 

南東。木星の大きな光。

 

海王星も写ってました。

 

南には土星。

 

小惑星のベスタも写ってました。

 

真上を見上げて、夏の大三角も撮っておきます。

一晩で太陽系の惑星ほぼ全部(水星を除く)を撮れたのはなかなか珍しい。

 

ここからは天体望遠鏡の画像。空気が湿っているので結露が激しく、ファインダーで目標天体を導入するまではフタをして、撮影の瞬間だけフタを開けました。何度も斜鏡を拭って撮影しましたが、最後のほうは主鏡の結露でどうにもならなくなりました。

 

木星と衛星。

 

さんかく座M33銀河。

 

ちょうこくしつ座NGC253銀河。M82を想起させる明るさと大きさ。メシエ番号が無いのが不思議。この銀河の方向が天の川銀河の南極方向なんだそうです。どの天の川部分からも90度くらい離れてるってことですね。

 

切り抜き、原寸大。

 

うお座のM74。フェイスオンなので渦巻がよくわかりますが、等級は9.4でメシエ番号付きのものでは見えにくいほう。

 

切り抜いてもNGC253に負けてる。

 

火星。

 

左上に天王星、右下に火星、1枚の写真に納まるほど接近。8月1日18時27分に天王星の南1.4度を火星が通過、とのことなので、8月2日1時くらいに写真を撮る人がいたら負けますが、2番目は間違いないでしょう。

 

天王星単独で撮影。

 

その切り抜き。衛星が3つほど確認できました。オベロンの左下は後方の恒星のようです。

 

はくちょう座のNGC7027惑星状星雲。青い楕円に見えます。

切り抜き。

 

現在うお座にある海王星。初めて乗鞍に来たとき7年前はみずがめ座にあったはず。

 

切り抜き。衛星トリトンが見えます。ステラリウムでは存在しない謎の星が写ってます。周囲の恒星と比較してだいたい13等級くらいの星です。ステラリウムが15等級くらいまでの恒星は網羅しているはずなのでモレか突然明るくなった星か、小惑星かも。

 

すばるも2枚で撮ってモザイク合成してみました。うーん、つなぎ目の消せない。

 

4時になって明るくなってきたのでカメラを天体望遠鏡から外して撮影。

東にオリオン座が昇ってきました。

 

切り抜き。

 

乗鞍岳の右から昇る金星。

切り抜き。この時間の金星の方位角は約70度なので真東から北に20度、剣ヶ峰右からの出で間違いなさそうです。

 

帰る日なので4時から8時まで寝ました。8時だとやはりテント内は灼熱でした。

最寄りの水場から自分たちのテント(写真右端)を撮影。広大な敷地に見えるのは我々のテントだけ。

 

朝ごはん食べて10時過ぎにはタープやテントは乾いて11時にはキャンプ場を後にしました。乗鞍岳剣が峰をバックに。

 

諏訪湖でお昼を食べました。かき揚げが予想以上に大きくて食べきれず(油っぽいのはもたれて食べきれない;;)。せいろに入ったおやきや生のわさび付き。

 

途中、中央道は工事で1車線になっているところが多くてときどき渋滞になりましたが17時には帰宅できました。

自宅から遠いのは難点ですが、乗鞍の夜空は控えめに言って最高でした。

 

おしまい。