先月に引き続き甘利山グリーンロッジキャンプ場にお邪魔しました。

9月16日から2泊、またまた3連休初日からの遠征です。

 

前回は朝6時前に出発したにも関わらず大渋滞にきっちり嵌り12時少し前に韮崎ICを降りる結果となっていました。

今回はあきらめの9時出発、八王子JCTで3連休なら普通の2時間程度の渋滞を潜り抜け14時少しすぎにキャンプ場に到着でした。

 

今年は9月になっても残暑が厳しくて、この日も山梨県内は35度前後の真夏日でしたがキャンプ場に着けばそこは1600mの別天地、涼しい世界が待っていました。

 

1泊目はうち奥のお友達夫婦を誘っていて、隣のサイトに来る予定です。一緒に天体観望やボードゲーム「カタン」を楽しみにしていました。

 

チェックインは、前回星のソムリエをされていた「おりょうさん」が受付てくれました。一通り前回の感想や星の話で盛り上がったあと、明日は弟さんも泊まりに来るので一緒に天体観望しましょうという運びになりました。

 

コットの上で寝ころびながら空を撮影。

 

チェックイン後、テントとタープの設営を終えて、運転疲れを癒すためにコットで仮眠していると16時ごろお友達Nさん夫婦が到着しました。昼頃家を出て、ETCカードを忘れて通常料金の高速道路で来たとのこと、帰りは下道にするそうです。

 

夏よりも早く日が暮れるので暗くなる前に晩御飯準備を始めます。Nさんちでは大きなナスとソーセージを焼いてくれました。うちはカレーライスです。うち奥は4人分のご飯をキャンプ場で炊くのは久しぶりなので何合にするか最後まで悩んでいましたが、結局2.5合炊きました。いただいたビールで乾杯して晩御飯を楽しく食べたあと、19時半からシタールの演奏会がありました。

 

4000年の歴史があるインドの弦楽器、ルールはあるけど楽譜は無いのだそうで基本は即興なのだそうで、最初のシタールの説明中18本の弦の調律のための音がずっと背景に流れています。ビワのようなもの悲しいはずの弦の響きなのに全体では華やかで明るく、一人奏者なのにたくさんの人が合奏してるかのような幻想的な曲に、ガンダーラを思い出しながら1曲目30分~40分が終わったところで、「カタン」のためにテントに戻りました。

 

簡単に説明して練習プレイをしていると22時の消灯時間です。管理人さんが、各サイトに声をかけて消灯と以降騒音を出さないよう注意してまわります。

テント内にプレイテーブルを移動してテント外の灯りは消し、カタン本番となりました。

4人プレイが一番面白いというふれこみがあって、4人でやってみたかったのですが、期待通りでした。

資源入手はサイコロの目で運任せですが、誰がどの資源を持っているのかは記憶していれば公開されているようなものなので、交渉力がものをいうゲームです。

自分の土地では入手できない資源をこの人は1枚、この人は2枚持っている、相手が入手できない私のこの資源と交換を申し込めば取引してくれるはず、という感じで自分のターンにカードを交渉で交換して、街を作ったり道を作ったりしていきます。

後半はトップの人が資源力にモノを言わせた交渉を持ちかけてきたりして(石2枚あげるから小麦1枚ちょうだい、等)、応じたらダメなのに、簡単になびいてしまったりしてなかなか面白かったです。性格も出るゲームです。結果はN奥さんが優勝でした。

 

カタンが終わると12時近くになっていて天体観望開始、土星、木星、アンドロメダ、天王星、海王星なんかを見て楽しみました。日中もそうでしたが、ときどき世界が真っ白な霧に包まれて視界が悪くなります。しばらく待つとさーっと晴れて星々がくっきりと姿を現します。風が無くてこんなにシーイングのよい観望は久しぶりでした。

 

木星の右肩におできのようなイオがくっつき、木星表面にも衛星のようなものが見えたのですが、今調べてみるとどうやら大赤斑だったようです。ちょうど17日0時のステラリウム画像をひっくり返して記憶と照合。

 

深夜2時くらいまで観望して就寝しました。一応ご来光も見られるかもしれないので朝5時10分に待ち合わせの約束をしました。5時10分に起床すると天気は曇、キャンプ場もうすく霧に包まれており、すぐにご来光をあきらめて2度寝でした。

 

8時、バウルーでコンビーフポテト(沖縄産の5mm角のサイコロポテトとコンビーフが混ざったもの)を挟んだ食パンを焼いて、スタバのレギュラーコーヒーフレンチローストを淹れて、みんなで朝食にしました。Nさん夫婦は、テントの撤収12分、チェックアウトは10時ですが、11時までうちのサイトで談笑して帰って行きました。

 

10時半の気温・湿度。雲の中にいる湿度ですが、快適。

 

日中は借りたハンモックを木に吊るしたり、昼寝をしたりして寝不足を解消しました。

 

夕方のシャワー室の予約をしに受付に行ったうち奥が星のお姉さんと何か話をまとめてきたらしく、腰を痛めるくらい重くて大きな天体望遠鏡があるので、それを弟さんと私とで組み立てろとのこと。大口径のドブソニアンでもあるのかと思ったら違いました。

 

ほぼ組みあがったところを並んで撮影。

夜間の観望でお客さんがコードに足を引っかけないようテープで養生してくださったのは星のソムリエ弟さん。さすが。

 

鏡筒だけでも80万円くらいするタカハシのミューロン250でした。赤道儀はもちろん、合焦もステッピングモーターを使った微動が可能な高級機です。初見ではあったのですが、シンプルで堅剛な作りで組み立ては簡単でした。電源はコーセル、コントローラのたぐいも大きくしっかりした部品をはんだ付け、モーターもギアも小気味いい動きをします。接眼レンズ付近に稼働部品が全く無くピント合わせの方法だけがどうもよくわからなかったのですが、望遠鏡の口の副鏡にモーターが付いており、これを前後に微動させて合焦させるのだろうと予想がつきました(今調べると主鏡楕円面、副鏡球面のドールカーカム式カセグレン望遠鏡とのこと。副鏡位置を調整すればピントが合う)。ただ、このモーターのコントローラが壊れているかも知れないと管理人さんが言ったので、少し不安になりました。実際コントローラをつないでもモーターは動かなかったのであきらめそうになりましたが、壊れている場所を特定できれば修理できるかもと中を見ると、電池4本入れる電池ボックスに2本電池が入っていました。ステッピングモーターを動かすにしては電池2本は電圧低いなと思った(モーターのサイズ的にDC5VやDC12V品かなと)のもありました。電池を4本にしてボタンを押すと微かなモーター音が副鏡からして稼働が確認できました。夕方明るいうちに組み立てと稼働確認終えて、シャワー、夕飯、20時から観望会となりました。

 

20時近くになるとこの日キャンプ場やロッジに宿泊のお客さんがベランダにたくさん集まってきました。

天気が不安定でなかなか北極星が見えてこないので極軸が合わせられないので最初は広角アイピースを使いましたが、極軸合わせを行ったあとの25mmでみた土星や木星は、ド迫力で目を瞠りました。うちのR200SSも対惑星用のアイピースを使って同時に見比べてもらったりしました。見た目の惑星のサイズ感はそんなに変わりませんが、さすが25cm主鏡、明るかったです。同じサイズで見えるなら単純計算で(25/20)^2=1.5倍は明るくみえるはずです。3人(うち奥、姉弟)が星のソムリエ、私がミューロンとR200SSでの星の導入をする観望会は大盛況でした。赤道儀は普段から使い慣れているので、一度設置できたミューロンはR200SSよりも操作が楽でした。あるお子さん(中学生くらいに見えた女子)のミューロンで土星を見た感想「は!、  は!、 エグッ、土星えぐい」、いまはヤバいよりエグいなのかも(笑)。感動していたようでよかったです。タイタンはよく見えました。他の衛星も見えたとおっしゃっている方もいました。

アンドロメダ銀河やM57リング星雲も見てもらいましたが、予想通り薄い反応であったことは付け加えておきます。

 

ベランダから西を見てロッジの屋根と白鳥座、こと座。

東を見て、おうし座、木星。

 

 

翌朝はチェックアウト時に、またミューロン望遠鏡使わせてくださいと言って出ました。快諾していただけたので甘利山に行ったら貸してもらえそうです。どうやら2年ぶりにミューロン使ったそうです。

 

充実の3連休でした。