【結果】CMLL3・31アレナ・メヒコ | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】CMLL3・31アレナ・メヒコ

『火曜定期戦』
◆3月31日(現地時間)メキシコ アレナ・メヒコ


▼6人タッグマッチ
 朱里&マルセラ&ゴージャ・コング(2-1)ティファニー&ラ・コマンダンテ&ラ・セドゥクトラ
 [1]ティファニー(アイコノクラズム→片エビ固め)朱里
 [2]ゴージャ(ボディプレス→体固め)セドゥクトラ
 [3]朱里(バズソーキック→片エビ固め)セドゥクトラ


 朱里はマルセラ&ゴージャ・コングとの超人気トリオで、ティファニー&ラ・コマンダンテ&セドゥクトラ組と対戦。朱里は前夜のコリセオ大会に続いて白い帽子を被り、ハイタッチをしながらの入場パフォーマンスを見せる。先発は朱里とティファニー。この顔合わせも3日連続となる。昨日に引き続き、ティファニーは朱里に対して挑発のポーズ。序盤、腕の取り合いからティファニーがスリーパー。これをマウントで切り返した朱里が腕ひしぎへ。すばやい技の入り方にメキシコのファンがどよめく。そしてリング中央で視察戦。ここでセドゥクトラを呼び込んだティファニーがダブルの攻撃で朱里を痛めつけると、さらにコマンダンテのフォローも入り、またしても朱里は1対3の状況を強いられる。この勢いに乗ったティファニーは早くも必殺のアイコノクラズムを決め朱里からカウント3。CMLL女子の朱里包囲網が如実に現れた1本目となった。

 2本目、再び3人の標的にされる朱里。コマンダンテは苦痛にゆがむ朱里の表情をアレナ・メヒコのファンに見せつけると大ブーイングが起きる。それでもマルセラ、ゴージャと協力してテクニカ組を場外へ落とすと、朱里はキックでコマンダンテに倍返し。その間 にゴジャがボディプレスでセドゥクトラを押さえ込み1対1のイーブンに。
 3本目、朱里はティファニーにティヘラを決めると、コマンダンテにはボマイエを敢行。メキシコのファンがなかなか見ることのない技に、館内が大歓声に包まれる。乱戦の続く中、セドゥクトラを捕らえた朱里が必殺のバズソーキック。この一発でセドゥクトラを沈めた朱里は、3連戦で3連勝というこれ以上ない好スタートを切った。


 朱里は「今日は自分がいつも日本で出しているバズソーキックを出せたことで、朱里という選手、そしてキックのチャンピオンであるということを印象づけられたんじゃないかなと思います。ティファニーからの挑発はやっぱりこのベルトを持っていることですごく意識されているのはよくわかりました。でも、世界王者である以上、それは予想できていたこと。最後までこのベルトを守りきって日本に帰りたいと思います」とコメント。