【結果】華名興行3・8福山 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】華名興行3・8福山


 1週間前に高校を卒業したばかりの小波が地元・福山で凱旋試合。オープニングでリングに立った小波は「本日はご来場いただきありがとうございます! 本日が4戦目になるんですけども、私の地元の広島県福山市でこのようにカナプロを開催できることはホントに嬉しく思います。最後まで頑張りますので応援よろしくお願いします!」とあいさつ。超満員となった会場から拍手と拍手で迎えられた。
 メインイベントに登場した小波は師匠の華名と初タッグを結成し、現REINAタッグ王者の朱里&志田光と対戦。トップ選手3人の中で奮闘を見せる小波は逆さ押さえ込みから朱里に腕十字を極めるが、これを脱した朱里は志田とダブルのキックから腕固めに捕えてギブアップを奪う。マイクを持った華名は「今日は最後までご観戦、まことにありがとうございました。小波、どうでしたか!?(会場から大きな拍手)良かったって言う人と、もの足りなかった人っておるかもしれないですけれども、次回またここに来たときは必ず、もっと間違いなく強くなって成長してますので、それまで今日の試合を頭の中に残しといてください!」。続いてマイクを譲られた小波が「また絶対、凱旋興行…もっともっと強くなってしますので、そのときは皆さんまた応援に来てください。今日はホントにありがとうございました!」と大会を締めた。


華名自主興行『カナプロ福山大会』
◆3月8日(日)広島県立ふくやま産業交流館 ビッグローズ(13:00)
観衆370人(超満員札止め)


▼20分1本勝負
 HAYATA(9分8秒/ヘデック→片エビ固め)近野剣心
▼20分1本勝負
 渋谷シュウ(9分7秒/タイムマシンに乗って)松山勘十郎
▼30分1本勝負
 ○真琴&山下りな(9分38秒/アラベスク)花月&●小林香萌
▼45分1本勝負
 ○宮本裕向&冨宅飛駈(15分9秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)マグニチュード岸和田&●兼平大介
▼60分1本勝負
 ○朱里&志田光(18分3秒/腕固め)華名&●小波


★華名のコメント
 「(小波について)技術的にまだまだなのはもちろんなんですけど、デビュー戦に比べたら変わりましたね。私が“これをしろ、あれをしろ”とは言ってないです。自分で見て学んでもらえたらと思いますし、私が言うことじゃないんだろうなというのがありますので。小波を応援してくれてる人がこんなにいてるんやなっていうのは興行をやって改めて感じましたし、学校の先生だったり校長先生からも、ものすごい良くしてもらったりしてますんで。それが小波の良さだったりするんだろうなって思います。プロレスラーっていう名前が欲しくて選手になってんのか、そうじゃなくてプロレスラーとしての道をしっかりと歩んでいきたいのかどうかっていうのは、彼女自身の問題だと思います」


★朱里&志田のコメント
 朱里「小波ちゃんと初めて当たったんですけど、なんか力の強さをすごい感じました。次に当たるときにどう成長してるのか楽しみだなっていうのをすごい感じましたね」
 志田「気持ちをすごい“前に前に”って来てたんですけど、やっぱりそれについてこない体力とか受け身のダメージとかが、まだすごく見えたので…。改善するところはすごくたくさんあるなと思うんですけど、ホンっトに1番大事な“もうコイツには絶対負けない!”っていう気持ちがあったので。おもしろいですね! まだまだこれからどんどん闘っていきたいなと思いました」
 ━━華名の弟子ということは敵対する立場になる?
 朱里「あんまりそれは…小波ちゃんに対しては今はないですね」
 志田「小波ちゃんがどう出るか? ってことだよね」
 朱里「そうそう。まだね…」
 志田「ピエロメイクとかしてきたらヤダな」
 朱里「うん。ちょっとね」
 志田「それはダメでしょ、さすがに。ちょっと誘惑というか“こっちだよ”ってやってあげたらいいんじゃない?(笑)」
 朱里「逆にね! 確かに」


★小波のコメント
 ━━凱旋興行を終えて。
 「すごいホッとしてます。大会が決まってから地元で営業とかあって、自分が思ってたよりもすごい身内の人とかに応援されてるなっていうのを感じて。不安なところもあったんですけど無事終わって、知り合いの人にも“良かった”って声をかけてもらって。あんなにたくさんの紙テープ…デビュー戦のときよりも多かったので。花束もすごいたくさん頂いて嬉しかったです」
 ━━華名とのタッグについて。
 「すごい頼もしかったっていうか、ずっと憧れの華名さんとタッグ組んで凱旋で試合が出来るっていうのは嬉しく思います。反省はあるんですけども、でも反省点よりかは地元で出来た感動とかそういうのが大きいですね」
 ━━対戦相手の朱里&志田について。
 「強かったです(笑)。すごい強かったですし身長も高くて…自分がちっちゃいので。打撃とかもすごい痛いのもらったりして、これがチャンピオンなんだなっていうのは改めて感じました。まだまだ強くならないと噛みついていけないなっていうのはあります」
 ━━今後に向けての意気込みを。
 「会場で応援してくれた地元の人、身内とか“頑張ってね”って声をかけてもらったりとか、紙テープとか花束もそうですし。これからいろいろ苦しいこととか辛いこととかいっぱいあるだろうと思うんですけど、この感動を忘れずにプロレスラーとして頑張っていきたいなと思いました。みんなに応援してもらえるようなプロレスラーになりたいので、今回地元の人にこんだけいろいろしてもらって、自分がリング上で闘うことによって恩返しじゃないですけども、感動とかそういうのを伝えていけたらいいなと思います」