いよいよ妊婦健診後期です。
※健診頻度や内容は病院や主治医、妊婦さんの状態によって変わりますので、あくまで参考程度、心の準備用として頂けると幸いです。
毎回ある検査は以下の通りです。
・尿検査→妊娠高血圧症や妊娠糖尿病の有無を確認
・経腹超音波検査→胎児の成長度合い、子宮形態に異常がないか確認
・体重測定
・血圧測定
妊娠後期(8-10ヶ月まで)の受診頻度は、私の通院先では8ヶ月までは2週に一度、9ヶ月以降は週に一度でした。
【1-3回目】(妊娠28-32週相当)
<やった内容>
尿検査、血圧測定、体重測定、超音波検査
この週数では特に追加の検査はありませんでした。
【4回目】(妊娠34週前後)
<やった内容>
尿検査、血圧測定、体重測定、超音波検査、NST
ここからNST(Non Stress Test:ノンストレステスト)が始まりました。
これは自分のお腹に器具をつけて、胎児の心拍数や子宮の収縮度合いを診る検査です。
これを行うことで、子宮の中で胎児がどのくらい元気かを確認することができます。
「ノンストレス」というだけあって、検査における負担はありません。
ただ、赤ちゃんが寝てしまっていると元気がどうかの判定が難しいので、振動と音の出る機械で赤ちゃんを起こして検査を進めることがあります。
時間は個人差がありますが、赤ちゃんがしっかり起きていてスムーズに判定が出来れば、15分ほどです。赤ちゃんが寝ている場合は1時間くらいかかることもあります。
【5回目】(妊娠35週前後)
<やった内容>
尿検査、血圧測定、体重測定、超音波検査、NST、血液検査、心電図検査、膣分泌物検査
この頃になると入院前の心電図検査、血液検査(感染症の有無を調べます)が入りました。
そして膣分泌物の検査をします。こちらは内診と同じ体勢で膣壁を軽くこすります(インフルエンザやコロナの検査のように、綿棒で粘膜をこするイメージです)が痛くはないです。この検査では、B群溶連菌がいないかを調べました。この細菌は分娩時に新生児が感染すると、約1%に髄膜炎や敗血症を引き起こす可能性があるため、事前確認をします。私は陽性(妊婦の約20%が保菌しており、保菌していても有害ではありません)だったため、分娩時に抗生物質の点滴を行うこととなりました。
【6回目】(妊娠36週前後)
<やった内容>
尿検査、血圧測定、体重測定、超音波検査、NST、内診、助産師による乳頭のチェック
ここから、児頭(赤ちゃんの頭)がどの程度下がってきているか(子宮口に近づいているか)、子宮口がどのくらいほぐれて、開いているかを確認するための内診が始まりました。巷では「内診グリグリ」と言って、かなり痛いイメージとして定着しているようです。が、婦人科健診を受けたことがある方は同じ検査を受けていると思います。指を膣に入れて検査するのですが、その際そこまで激痛ではなかったのではないかと思います。妊娠していても方法は変わりませんので、体に極度の力が入っていなければ特に辛いことはないので、安心してくださいね。
さらに、助産師さんに乳房をチェックして頂きました。これは産後赤ちゃんが吸いやすい乳頭かなどを確認し、乳房マッサージのやり方も教えてくれます。その際現時点で母乳が出るか確認するため乳輪を絞られるのですが、個人的には内診よりこちらの方が遥かに痛かったですw
【7-8回目】(妊娠38-39週前後)
尿検査、血圧測定、体重測定、超音波検査、NST、内診
以上が私の出産前までの健診の内容です。
赤ちゃんは幸い大きなトラブルなく順調に育ってくれました。
そして、私の場合はここまでに陣痛がこなかったこと、骨盤に比して胎児が大きく成長していたことから出産予定日に分娩誘発を行うこととなりました。
出産の様子も今後記載していけたらと思います。