こんばんは、Ringraseです。長袖シャツの上にもう一枚欲しくなる今日この頃です。

ブログ更新が1週間ぶりとなってしまいましたが、その間2冊読破しました。

まずは、こちらから。


「あなたはもっと怒っていい!」
イヴァン・コトロネーオ 泉典子訳
草思社

あなたはもっと怒っていい!/草思社
¥1,050
Amazon.co.jp

<要旨>

 不正や侮辱や無礼に対して腹を立てるのは、物理学の作用と反作用と同じであり、腹を立てるのはのちっとも悪いことではない。自分の怒りは横暴、無礼、不正に対抗するためのひとつの武器である。我慢したり悩んでいる間に結果が思いがけない早さで周囲に波及するので、迷惑を被ったら即座にやり返そう。怒りを隠すことにメリットはない。隠して作ったイメージを元に与えられる役割は必ずしも個性に適したものではない。激怒をぶつけるときは、思う存分やること。客観的にみて、より正当な反撃の仕方や、より適度な怒りの表しかたはない。子どもらから怒りの表現法がいくつも学べる。彼らは、不正、意地悪などに極めて自然に怒りを外に出す。怒り慣れてない人は、教育、気質、怠け心で怒れないかも。でも、怒るふりから始めれば、徐々に気骨のある人と思われるようになる。 それでも、怒りは、自分のためになるような、一段と難しい新たな目標を持てるような成し遂げることに一層力が入るような利用法をしよう。


<感想>
イタリアでベストセラーになっただけあり、スッキリしていて分かりやすいのに、中身が濃い。
自分の人生で怒ってはいけないと何回聞かされていただろう。
大学の教授から、宗教家の影響を受けた知り合いから、格闘技ジムの先生から…。しかし、筆者によれば怒りは「武器」なのである。武器すなわち怒りを捨てることは、軍備の無い平和を唱えることに等しいと思う。いわゆる理想論。国家として考えても武装してこそ真の平和が訪れるのである。よって、個人レベルでも怒りを捨ててはならない。世の中、善人ばかりでないのだから。騙そうとか、自分の利益のために人を利用しようとかしている輩がウヨウヨいるのである。魑魅魍魎(ちみもうりょう)とした世の中なのである。
目指すは現代社会で天然記念物化しているきらいのある「気骨のある人」。怒りを溜め込むとろくな事にならない。特に会社では人間関係に亀裂が入ると仕事がやりにくくなるので、怒りを抑えて善人ぶることがしばしばある。しかし、そこでぶちかますのである。相手が男だろうが女だろうが構わず、ガキのように怒りをぶつけてやるのである。一度ぶちかますことにより、トラウマを被った相手には「こいつを怒らすとやばい、めんどくさい」と思われ、舐められなくなる⇒仕事がやりやすくなるということになる。

 では、権力関係で上位にある者に対してはどうだろう。これは難しい。怒りを爆発させて成功すれば良いが、亀裂が走ると、仕事上の協力が得られなくなる。サラリーマンであれば上司の協力が得られない会社生活は、半分地獄と化す。
よって、原則、権力者には従順に。よっぽど頭に来たら弱いもの同士で徒党を組むことが有効ではないか?そうだ、組合だ。上司への怒りは組合に持っていこう(組合がある会社なら)。そこを利用してうんと暴れるといい。

 ということで、私の見解は筆者の趣旨とは、少しずれるようにも思えるが、「居心地が良くなるような、自分のためになるような、一段と難しい新たな目標を持てるような成し遂げることに一層力が入るような利用法をしよう。」という点には合致するので、それほどずれていないと思われる。

 いずれにせよ、本書は短く簡単に読めて「スカッ」とした気持ちにさせてくれるので、なかなか元気が出る。また、後半は、怒りについての名言集となっているが時間のある時にでも読んでみたいと思う。


ではでは(・∀・)