まず、なぜそもそも盆栽を始めようと思ったのかについて書こうとおもいます。
私はゲームが好きです。ゲームの中でも地味だったり、日々こつこつやるタイプのゲームが得意でした。具体的なタイトル名を挙げると『みんなのゴルフ』『信長の野望』『ラグナロクマスターズ』『あつまれ どうぶつの森』といったところです。これらのゲームはアクション性が低かったり、一日にやれることがそこまで多くないゲームです。中でも『ラグナロクマスターズ』や『あつまれ どうぶつの森』毎日数分から数時間程度作業をして、1週間に1度くらい、いつもよりも時間をかけてプレイするようなゲーム。そのような他人から見たら変化に乏しいゲームは総じて盆栽ゲーと呼ばれたりしています。
また、自分には子供が二人います。彼らはまだ小さく手もかかるので、なにか趣味を持つとしても極端にお金のかかる派手なものや、たくさんの時間を要するものはあまり現実的ではありませんでした。
毎日こつこつ短時間で お金のあまりかからないもの。
読書やアニメ鑑賞などがパッと思い浮かびそうですが、それらはもうすでに日常に取り入れていました。
さらに欲をいうと「他人があまり手を出していないもの」がいいなと思いました。
盆栽ゲー…盆栽か…
最初はそこまで本気ではありませんでした。
しかし、本気にならざるを得ない理由が生まれました。
実家の取り壊しです。
私の実家は関東の某所に建っています。
広さもそこそこある古い一軒家で、家の周囲にはたくさんの木が植えられています。
イチョウ、山茶花、夾竹桃、柚子、モミジ、椎、ドイツトウヒなどなど。もともと祖父が園芸を生業にする人だったため立派に育った木々ばかりで、これらの樹木は祖父の遺品です。祖父は30年前に亡くなっています。
そんな実家ですが、現在の所有者である父が急逝しました。67歳の若さでした。
四十九日も終えて、家を売る話が出ています。
相続は放棄したのですが、なにかこの家の思い出が詰まった品は譲り受けたいのです。
そこでふと思いつきました。これらの樹木を譲り受けることができないかと。
盆栽にできないかと。
盆栽で使われる木はいろいろあります。有名なところだと松、梅、桜、モミジなどなど。
盆栽を調べるまでは知りませんでしたが、これら盆栽で使われる植物は普通の植物と何も変わらないようです。品種改良されているわけではなく、ただ盆の上で大きくならないように育てることによってミニチュアのような木を作ることができるということでした。
つまり、祖父の遺した樹木を盆栽にすることができるかもしれない。そうすれば、たとえ家を取り壊し土地を手放したとしても私の手元に遺志が残るのではないか。
しかしいま庭に生えている木をそのまま盆栽にすることはできません。
なにか良い方法がないか調べるうちに、挿し木という技術に出会いました。
長くなりましたが、これから
実家に生えている樹木を挿し木にする
ということをやろうとしています。
道具はもう買いそろえました。