たくさんの人に

愛されて

映像になる町


その一瞬を

捉えた

光と影の画像


黄昏の海を

収めるふたつのレンズ


至らないモノは

近づかないこと


見えない有刺鉄線は

心に張られている


鄙びた坂道は

そこで生きる人々の暮らしを

物語り


訪れたら

同化して

沁みこんで

佇むのだろう



人に推されて

行く町ではない


呼ばれないと

行けないのだ