朝からあいにくの雨でしたが、109名もの方に集まっていただき2023年総会記念講演会が開催されました
たくさんの教育・福祉関係の方に参加いただいて、場面緘黙について理解してくださる方が増えることに嬉しく思いました
奥田健次先生とサムエル幼稚園の心理士の笹田夕美子先生に場面緘黙について事例を交えて具体的な支援についてお話をしていただき、とても勉強になりました
お二人のお話から共通するのは、
場面緘黙児は本人がとても困っていても見過ごされやすく周囲は困らないため放置されやすいこと。
「いずれ話すようになるので待ちましょう」と何もせずにいると症状が固定化されることが多いため、早期からの支援が必要なこと。
子どもの状況に合わせて『人』『場所』『活動』を考えたオーダーメイドの支援が必要なこと。
子どもの様子をよく見ながら、失敗体験とならないようにフォローできる体制を整えたうえで、ちょっと背中を押してあげる支援も時には必要なこと。
支援は生活する場で展開されていくことが大事。その子らしく活動できる場を陣地とりのように広げていくこと。
ということでした。
具体例など詳細については、今後のお話の会でお伝えしていければと思います。
また、奥田先生より場面緘黙支援の書籍やツールについてご紹介いただきました。
『場面緘黙Q&A』
『場面緘黙児への支援』
※こちらの書籍は絶版のようですがAmazon等で購入できそうです
かんもくネット
※「リーフレット」「緘黙に関する資料情報」のページに支援に役立つツールが紹介されています。
次回のお話の会は
8月27日(日)
14時から
小諸市市民交流センターの予定です。
坂の上小学校のLD等通級指導教室の武重朋子先生をお招きします。
詳細が決まりましたらお知らせいたします。
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