お久しぶりでございます。
新緑が眩しい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
更新頻度の低さでは自信のある私です。
終わりそうで終わらないそれが自慢です。継続は力なり。
自分を励まし元気になりましたところで、私の詩を聴いてください。
それは昼下がりの空き地。
長髪の紳士が一人、佇んでいた。
「どうかされましたか?」
私は尋ねる。
「ここに種を蒔こうと思います」
紳士はポケットから種が入っていると思われる紙包を取り出した。
「素敵ですね」
私は素直に感想を述べる。
「それでは今から蒔きますので少し下がってください」
紳士はそう言って包を開けた。
私は息を呑み三歩下がる。
そして、勢いよく種をばら蒔いた。
蒔かれた地面に視線を落とすと、その種は柿の種だった。そうお菓子の柿の種。
「汝、敵を愛せよ、汝、敵を愛せよ」
紳士は確かにそうつぶやいていた。
すると、どこからともなく沢山の鳩がやってきて、それを啄んでいた。
私は確かに咲いた一面の鳩を見て、言葉も無かった。
紳士の敵は鳩だったのか、柿の種だったのか。
私の敵は私自身なので、私は私を愛することに決めた。
これはノンフィクションです。
私はそういう場面に出会う頻度が高い運命なのかも知れません。