今年、2015年は、国際コンクールのラッシュの年!音譜

世界中あちこちで、開催されています。音譜音譜

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(画像は、全然関係ないけれど、中国新聞文化センター・幸せを運ぶプリザーブドフラワー講座の9月教材。
ティアラをつけた青い薔薇は、エカテリーナ、エルミタージュのイメージ。宝石ブルー)


主なコンクールとして、

音譜6月   チャイコフスキー国際コンクール(ロシア)
               6/15~7/3  (終了)
  

音譜8月   リーズ国際ピアノコンクール(イギリス)
              ※開催中!8/26~9/13

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          出場者一覧PDF


 音譜 8月  クララ・ハスキル国際コンクール(スイス)
              ※開催中!8/20~8/29

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音譜10月  ショパン国際ピアノコンクール  (ポーランド)
               10/3~10/20
        
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音譜11月   ロン=ティボー国際コンクール (フランス)
               11/22~11/27

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 音譜11月   浜松国際ピアノコンクール  (日本)
               11/21~12/6

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最近では、インターネットで動画が配信されているコンクールが多いです。
開催中は、つい動画に夢中になり、寝不足になりがちです。


今年のチャイコフスキーコンクールは、非常にレベルが高くて、驚きました。
はっきりいって、これから開催されるショパンコンクールが霞んでしまいました。
ショパンコンクールは、予備審査で素晴らしい演奏をしていた期待のピアニストが出場を辞退しており、残念ですが、何人かの素晴らしいピアニストに期待しています。

ちなみに、11月のN響Cプログラムで、
今年のショパンコンクールの覇者が早速登場します。
フェドセーエフ指揮でショパンのピアノ協奏曲を演奏する予定です。
(チケットは買っています。)

今年のチャイコフスキーのファイナリスト達は、
この秋以降、続けて来日します。

チャイコン3位のハリトーノフは16歳! 
11月に来日します。
調布でのソロリサイタルを聴く予定。

チャイコン2位のゲニューシアス(前回のショパンコンクール2位でもある)は、来年1月に来日。
ソヒエフ指揮でN響とラフマニノフの2番を弾きます。
私はみなとみらい公演を聴きにいきます。


現在、開催中のリーズ国際コンクールは、残念ながら動画配信はありません。
知っている日本人ピアニストを応援していますが、どうなっているでしょう。
ホームページでの発表を待っています。

※8/31 10:00更新!
リーズ、二次審査へ、進出者30名。
Twitterにて発表。
日本人は、4名のよう。
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※9月5日更新!
セミファイナリスト12名が発表されました。
日本人は1名。北村朋幹さん。

※9月9日更新!
ファイナリスト6名発表!
  日本人は1名、北村朋幹さん。


※9月13日更新!
リーズの優勝者は、ロシアのアンナ・ツィブレヴァ。



♪  ♪  ♪

クララ・ハスキル国際コンクールは、生中継ではないのだけれど、動画配信されていますので、鑑賞しています。

クララハスキルの予選のリサイタルでは、ショパンエチュードが2曲課されます。

月刊ショパン9月号のショパンエチュード特集を読んでいて大変驚いたのですが、
最近の国際コンクールでは、ショパンエチュードが課題から外されたコンクールが増えているのですね!
なんと、主要コンクールでショパンエチュードが課せられているのは、ショパンピアノコンクール、チャイコフスキーコンクール、エリザベート国際コンクールの3つくらい!
ロン=ティボーも、リーズも、ヴァン・クライバーンも、浜松国際も、かつてはショパンエチュードが課題曲でしたが、今は外されています。

さて、今回のクララ・ハスキル国際コンクール。
ピアニストの基本ともいえるショパンエチュードは、他の作曲家のエチュードに比べて過酷です。
実際、クララ・ハスキルの動画配信を観ていて、ショパンエチュードに苦労している人が多いなと思いました。

クララハスキルの出場者の中に、
今年3月に開催されたエピナル国際コンクールの覇者、
Guillaume Bellomさんの名前を見つけました。
パリのコンセルバトワールに留学中の日本人ピアニスト務川慧悟さんが見事2位に入賞されたエピナル国際コンクール。
務川さんのTwitterで、彼のシューマンが素晴らしかったと書いてありました。
彼はクララハスキルの予選のリサイタルで、バッハのパルティータ3番と、ショパンエチュード10-8、10-5、ドビュッシーの『版画』を弾いていました。
実際、ショパンエチュード以外のバッハ、ドビュッシーは本当に素晴らしかったです。
ドビュッシーの『版画』最終曲の雨の庭が終わった後、カーテンコールに登場していました。
コンクールでも、素晴らしい演奏には観客は正直に反応するのですね。

クララ・ハスキル国際コンクールは、2年に一度の開催です。
毎回、微妙に課題曲がかわっています。
セミファイナルに室内楽の課題があり、今回は、モーツァルトのヴァイオリンソナタが課題となっています。

予選のリサイタルでは、出場者が23名、うち日本人は5名でしたが、セミファイナルに進めるのはわずか6名。
知っている日本人ピアニストを応援していましたが・・。

セミファイナルに残った6名の演奏を動画で聴きました。

セミファイナルでは、現代曲の課題が1曲と、モーツァルトのヴァイオリンソナタ、それから、ベートーヴェン、シューマン、シューベルト、ブラームスのうち1人を選び、その主要作品。
(今年は、シューマンまたはシューベルトのソナタか、シューマンのダヴィッド同盟舞曲集)
曲の演奏順は自由で、それぞれ、得意なものを最初に持ってこられていました。

Guillaume Bellomさん、たまたま、前の日本人コンテスタントが最後に弾いたヴァイオリンソナタと同じK.376を選ばれていて、しかも、最初にモーツァルトを弾かれたので、同じ曲を続けて聴くことになりました。
これは、日本人コンテスタントにとっては気の毒に思いました。出だしの音色から違っていました。


モーツァルトのヴァイオリンソナタは、大好きなので楽しめました。


さて、インターネット上では、まだ誰がファイナルに進めるか、プログラムが発表されていませんが、
どうなることでしょう。

いよいよ、8/29は、クララ・ハスキル国際コンクールのファイナル。

これまでのクララハスキルの優勝者には、
河村尚子、クリストフ・エッシェンバッハ、ミシェル・ダルベルト、リチャード・グード、キム・ソヌク、など、
世界で活躍するピアニストが名を連ねています。




 ※8/29 18:00 更新!

Twitterにファイナリストが出ていました。
だいたい、予想通りでした。
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※ 8/30 更新!
Twitterにファイナルの結果が出ていました。
1位なしのようです。

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