尾道の持光寺の梅が見ごろ、との情報を聞いたので、
出かけてきました。

持光寺は、尾道駅から、東へ線路沿いに歩いて約5分。
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踏切を渡るとすぐに参道。持光寺への階段です。

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坂を登りきると、持光寺の石の門があります。
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振り返ると、坂の上からの眺め。

尾道らしい景色です。

脇道に入ると、映画『東京物語』の世界にタイムスリップしたよう!

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静かな境内には、梅や水仙が綺麗に咲いていました。
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6月には、紫陽花が咲き誇り、あじさい寺とも呼ばれます。あじさい
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持光寺は、平安時代に草創された古刹。

江戸時代の尾道出身の女流画家、平田玉蘊(ぎょくうん・またはぎょくおんとも)のお墓があります。
平田玉蘊は、頼山陽の想われ人。
山陽と玉蘊は恋に落ちますが、結ばれることは叶いませんでした。

写真は、平田玉蘊の絵が描かれた記念碑。
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尾道の人々は、親しみをこめて、玉蘊(ぎょくおん)さん、と呼びます。
毎年、6月20日には、玉蘊忌が行われます。あじさい
以前、私は玉蘊忌の日にちを1日まちがえて、6月21日に訪れたことがあります。
残念ながら行事は終わっていてあせる、静まりかえっていましたが、雨の中、玉蘊さんのお墓詣りをして、紫陽花を鑑賞して帰りましたあじさい雨


持光寺には、国宝の普賢延命菩薩像を収蔵されています。(非公開)

普賢延命菩薩像は、普段は非公開なのですが、昨年、東京国立博物館で開催された『日本国宝展』に出品されていまして、私は幸運にも拝見することができました。
象の上に乗った普賢延命菩薩像は、とても繊細で緻密な仏画で、素晴らしいものでした。
(アップルツリーに国宝展の図録を展示していますので、ご来場の際にご覧くださいね)

持光寺さんの内部拝観もできます(300円) 
(今回は拝観しませんでしたが・・)
臥龍堂には、国宝の普賢延命菩薩像以外の文化財が展示されています。
玉蘊さんの絵も、展示されていた記憶があります。


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持光寺では、春の陽だまりの中で、にぎり仏を製作しました。ブーケ2

住職さんが、作り方をわかりやすく簡単に説明してくださいます。

まず、粘土のかたまりを、願いをこめて、ギューッとにぎります。
そうすると、手の中から念持仏が生まれます。
耳、目、鼻、口などは、自由に作ります。

私は、笑顔の仏様になるようにしました。
ほのぼのとした表情の出来映えにすっかり満足!

後日、お寺のお庭窯で焼いていただいて、
阿弥陀如来の御前でお香を頂き、
郵送してくださいます。

♪ にぎり仏製作料  1500円  (送料別)



♪  ♪ 
尾道の楽しみは、町歩き♪
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路地の向こうに、海が見えます。
これも、尾道らしい風景です。

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美味しいパン屋さん、パン屋航路。
営業は、朝7時から売り切れまで。
生地の発酵と熟成にこだわられています。
とっても美味しいです。


パン屋航路のお隣の備前焼のお店
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備前焼の花入は、お水が腐らないので、お花が長持ちします。
炊飯器に備前焼の玉を入れるとご飯が美味しく炊けるそう。
私は、猫の顔の備前玉を選びました。(200円)


♪  ♪
長江口付近の商店街にある小鳥屋さん。
仲良しのインコたちに、しばし癒されました。
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この水色の背中の子が、人懐っこくて、可愛らしかったです。
インコ大好き。長い間、セキセイインコを飼っていました。
今は、我が家には猫がいるのでインコは飼えないから、しばらく眺めさせていただきました。

♪  ♪  ♪

千光寺山ロープウェイ山麓駅前の、ワッフルの有名店『こもん』にて。

春いちごのクリームワッフル(590円)。
いちごが5つも入っていて、とても美味しかったです。
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外に出ると、そろそろ薄暗くなってきていました。

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尾道のよいところは、山側と海側のエリアがきっちりと分かれているところ。

山側の坂道の景色は、今も昔もほとんど変わりなく、静かにお寺や路地巡りができます。
海側の商店街も、けばけばしいお土産物屋さんはあまりなく、本当に美味しいものや、よいものを扱っていらっしゃる店が多いこともよいですね。

今回はたずねていないけれど、パッチワーク用の布をたくさん扱っている布地屋さん。
大好きなからさわのアイスもなか、和菓子の菊寿堂、蒲鉾、いなり寿司、尾道ラーメンなど、
ほかにも美味しいものがたくさんあって、町歩きも楽しめます。
お魚が新鮮で、食べ物屋さんの美味しいお店が多いのが嬉しいし、
喫茶店やカフェもたくさんあるので、疲れたら休むことができるのも、ありがたいです。

尾道は、本当に魅力的な町です。

次は、桜の季節に、千光寺と西国寺を訪ねたいです。