内容紹介(出版社より)
病気が治ってもずっと不健康な人がいます。
一方、がんになっても健康な人がたくさんいます。
その違いはどこにあるのでしょうか?
健康を本当に左右するのは、
いったいなんなのでしょうか?
その究極の問いに挑み、数々の患者を見続けてきた経験から、
ついに導き出された「答え」を紹介するのが本書です。
著者の石川陽二郎氏は、
「陽子線治療」という最新のがん治療の専門家として、
全国から訪れる患者の命と向き合う一方、
創業から80年以上続く地元密着の診療所でも人気医師として活躍し、
風邪や体調不良に悩む人々の治療を続けています。
(目次より)
第1章 健康にとって大事なのは「身体のケア」より「脳のケア」
・世界初を記録した「がん治療センター」では、何をしているのか?
・300円から300万円まで幅広い治療でわかった健康の共通点
・がんよりも風邪のほうがつらい理由
・積極的に医療を受けると、早死にする
・健康を阻害する最大要因は「不安イメージ」である
・「扁桃体」が乱れると免疫力は低下する
第2章 不安のカギを握るのは、脳に存在する「扁桃体」だった
・なぜ、扁桃体に注目することがこれほど画期的なことなのか?
・脳の中でも異色とされた「未知の領域」を教えます
・「天敵のヘビ」を口に運んだサルとはいったい?
・脳は何歳からでも鍛えられる
・脳による「快・不快の評価」が免疫力を決定づける
・二つの自律神経と「リンパ球」との危うい関係
・「三つのセンサー」が存在する「妙な場所」とは?
第3章 三つのセンサーを有効活用し、身体が喜ぶ生活習慣を送る
・目が覚めたらゆっくり5分間、手足をこすり合わせる
・朝の5分間で理想的な体温上昇をする
・遮光カーテンの部屋より、障子の部屋がいい
・朝食にはビタミンB12を補うのりやシジミ汁がいい
・流行りの音楽より「生演奏」や「懐メロ」を楽しむ
・集中して仕事をしたければ、2~3時間おきに場所を変える
・40~50℃の白湯で「舌洗浄」して口内を整える
・理想的な腸の大原則はとにかく「空っぽ状態」
・怒った直後にごはんを食べてはいけない
・上手く眠れない人は、「右側を下」にして横向きで寝る
第4章 不安をなくして「内側」からさらに健康体になる
・「過去の自分」と比べる人ほど、不健康になる
・「好き嫌い」は「なくす」より「たくさんつくる」ほうがいい
・サプリメントや民間医療は1か月限定が効果的
・笑うより「笑ってもらう」ことを意識する
・新しいスポーツをはじめるより、経験あるスポーツを再開する
・ブラック・ジャックは心の中にいる
・健康になることは「人生とは何か」を見つけること