朝日中高生新聞
3月11日 配信
「落ち込んだ時、失敗してしまった時どうしてますか?」
2023年3月11日 19:02
朝日中高生新聞よりコピペ


最近、よく聞かれます。「川村さんは落ち込んだ時どうしてますか?」「エミコさんの失敗した時の立ち直り方教えてください!」などなどです。

なぜよく聞かれるかは、また別のお話になりそうなので置いといて、皆さんはどうしてますか?

私はよく落ち込みます。「あーなんであんなこと言ってしまったんだろう」とか「そういう意味じゃないのに違う意味で捉えられちゃったなぁ」とか「そもそもあの人が同じこと言ってきたから言ったんだけどなぁ」とか、落ち込むだけではなく、失敗もあります。

「運転免許の試験に落ちたり。また申し込んでまた落ちたり」。2回挑戦したのですが、結局免許取れてないです。



そんな時、どうやって立ち直るか!なのですが、私の場合なのですが、【書き出す】です。

日記を書いている場合は日記にでもよいですし、手帳を持っていれば手帳の余白ページ、何でもないノートでも何でもよいかと思います。

まず何に落ち込んでいるのか、何に失敗してしまったのか、何を気にしているのか、具体的に分かれば分かるほどよいかと思います。でも、モヤモヤっとしたことだけでも構わないです。「〇〇さんのあの一言が気になりました」とかだけでもです。

そして、次に「なぜその様な気持ちになったのか」の経緯を書きます。「その時の〇〇さんの表情が気になってしまったのは、あの△△△に関しての会話から」などです。

運転免許を取れなかった時に書き出したことは、車の実習でクリアしていくと判子をもらえるのですが、「ハンコなかなかもらえなかった。それはコンスタントに教習所に通えず2週間以上、間があいて、前回の内容を忘れてしまったから」などです。

つまり、まず自分自身が気にしていること【問題提起】をし、【その原因】を書きます。

そして大事だなぁと思うのが、【次何をしたらよいのか】を書くことです。終わってしまったことは仕方ないので、次、出来ることに目を向けることです。

でも、それが前向きで無くても、私はよいと思っています。

例えば、お友達とのことだったら、「自分自身が気にしたこと、それはこんな事から起こったと思ってて、そして私はあなたと分かりあいたいです」と伝えてもよいですし、自分の中で消化して、「次、同じような場面があったら、〇〇と返事をする」というように、自分の中の誓いみたいなものでも、「一度距離を置いてみる」のようなものでもよいと思っています。

考えるまで考えて、書き出したなら、次にできることは【お風呂に入って寝る】です。

お風呂は身体の汚れを洗い流してくれますが、心の汚れ(モヤモヤした気持ち)も流してくれると思います。

そして、【寝る】です。寝ると幾分ですが、失敗した事実を少し消化出来る気持ちになれます。そう思って寝るのも大事なので「きっと大丈夫」とそっと心で思って寝てみてください。

あと、落ち込んだり、失敗したこと、失恋など、どうにもならないことがあった時、【運動】もとってもおすすめです。

なんだってよいです。運動に苦手意識があるならウォーキングでよいです。区や市のプールに行って泳ぐでもよいです。運動の部活だったら、より一層チカラを入れるもよいかと思います。

身体を動かすと自然と心も身体もスッキリします。「本来やりたいこと」や「もっとこうしたらよかったな」なんてことがムクムクと浮かび上がってきます。「運動は運を動かす」と思っています。是非身体を動かしてみてください。

まとめると
●書き出す●お風呂に入って寝る●運動
です。

試してみて違っていたら、別のことをやってみたりしてみてください。好きなことに没頭するのもアリかと思います。

大事なのは、自分自身の復活の仕方を見つけること!だと思います。

学生の皆さんは若くて未来に溢れています。どうにだってなります! 学生時代の失敗は、なんとでもなったんだなぁと、大人になると思います。

みなさんの学生時代を応援しています。



川村エミコ(かわむらえみこ) 1979年12月17日、神奈川県生まれ。趣味・絵本を書くこと、こけし集め(伝統こけしの目利きできます!) 特技・夜景鑑賞士3級、世界遺産研究、温泉ソムリエ 血液型B型 YouTube「おかっぱちゃんねる」 初のエッセイ集『わたしもかわいく生まれたかったな』(集英社)発売中