北欧諸国の土地柄や国民性とともに、そのファッションを考察するH&MやIKEAのように、大衆化させるスウェーデンや、Marimekkoを生んだフィンランドリンクfika.cinra.net


「北欧テイスト」というワードが
インテリアやファッションシーンで聞かれるようになって20年くらいだろうか。

表面的な雰囲気=ナチュラルでホッコリした感じ、ぐらいの浅い認識だったので
こちらを読み、なるほどと思った。

私に必要な考え方で
取り入れたいなと思った

浅いところだけを真似て
プチプラなプラスチック製品で
雰囲気作っている場合じゃないな!
と思った。



なるほどと思ったところ抜粋
特に印象的だったところは太字


先進的な社会福祉やムーミンなど、北欧諸国に共通する「共存」のメンタリティー


まず、北欧のメンタリティーを語る上で欠かせないのは、「共存」の概念

。山々と水、美しい景色が広がる北欧諸国に暮らす人々は、いかに自然の恵みが貴重であるかを深く理解していて、人間と自然の共存を大事にしています。

ファッションにおいては、環境や社会に配慮した製造方法を行うエコファッションが北欧のいちばんの特徴。

例えば、洋服に必要なコットンは、生産・収穫・保存に多量の農薬が使われる作物で、土壌にも農場で働く人間の健康にもダメージを与えてしまう有害なもの。

昨今では北欧の多くのブランドが、手間と時間をかけて有機栽培で作られたオーガニックコットンや自然素材を使用する方針を取っています。

深刻化する環境問題に伴い、エコファッションの考えは北欧諸国が、ヨーロッパのファッション業界をも牽引する存在です。

北欧諸国が大切にする「共存」の概念は、あらゆる側面で表れています。

先進的な社会福祉の根幹にある健常者と社会的弱者との共存、男女平等が進むアイスランドには性別を超える共存、フィランドが生み出した「ムーミン」では異なる種族がそれぞれに家を持ち共存を描いています。

私はニューヨークに約5年、現在パリに約3年住んでいます。多種多様な民族が暮らすこの2都市は、人々や文化は混在するものの、「共存」とは大きく違います。

競争心を持ち自己主張の強いニューヨーク、個人主義で個性を尊重するパリ。

それゆえに装いも、存在感を放つ派手な装飾が好まれるニューヨークと、流行りは気にせず個々のパーソナリティーを表現するファッションが主流であるパリに、ざっくり大きく分けられます。

では、「共存」のメンタリティーからくる北欧ファッションとは……? 

アジアの国々の特色が異なるように、北欧にも国ごとにファッションの違いがあり、ひとくくりに語るのは安易すぎるので、いくつかの国ごとにご紹介していきます。

またじっくりムーミンを読みたくなった