髪を寄付するという小さなチャリティー|台湾でヘアドネーションをした記録
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.collapse{display:revert!important}目次ヘアドネーションをしようと思った理由髪は人の目に触れやすいものウィッグを必要とする方がいること誰かの力になることが、自分の力にもなる誰かに届ける髪だからこそ、大切にしたい台湾でヘアドネーションをするまで事前に確認したこと美容室で伝えたこと髪を切る前に準備したこと髪を切った後の流れヘアドネーションを終えて感じたこと目次を開くヘアドネーションをしようと思った理由髪は人の目に触れやすいもの髪の毛がすべてではないけれど、髪は人の目に触れやすく、その人の印象や気持ちにも関わるものなのかもしれません。私自身、これまで髪の美しさや地毛の色を褒めてもらったことがありました。そのことを思い出したとき、髪は自分が思っている以上に、外から見える大切な一部なのだと改めて感じました。ウィッグを必要とする方がいることInstagramを通して、病気や治療などの理由でウィッグを必要としている方がいることを知りました。そのとき、もし自分の髪が誰かの力になれるのなら、こんなにうれしいことはないと思いました。治療を頑張っている方の力になること。それは、私自身にとっても前を向く力になる。そして、誰かに届ける髪だと思うと、私もこの髪をもっと大切にしようと思えました。今回のヘアドネーションは、そんな気持ちから始まりました。誰かの力になることが、自分の力にもなる大きなことはできなくても、今の自分にできることをひとつ形にする。そう考えると、ヘアドネーションは私にとって、ただ髪を寄付するだけではなく、誰かを思いながら自分自身も支えられる、あたたかい経験になりました。誰かに届ける髪だからこそ、大切にしたいヘアドネーションをしようと決めてから、髪を伸ばす時間の意味が少し変わりました。「いつか誰かに届ける髪」だと思うと、ただ伸ばすだけではなく、日々のケアも大切にしたいと思うようになりました。シャンプーをするとき、乾かすとき、髪をとかすとき。その一つひとつが、誰かに届けるための準備のように感じられました。自分の髪を大切にすることが、いつか誰かの安心や笑顔につながるかもしれない。そう思えたことも、ヘアドネーションをしてよかったと感じた理由のひとつです。台湾でヘアドネーションをするまで事前に確認したこと台湾でヘアドネーションをしようと思ったとき、まず確認したのは、どの団体に寄付できるのかということでした。今回は台湾で生活している中でのチャリティーとして、できれば台湾の団体に寄付したいと思っていました。そのため、台湾でヘアドネーションを受け付けている団体について調べるところから始めました。いくつか情報を見た中で、私は「台灣癌症基金會」に寄付することに決めました。寄付先を決めた後は、公式サイトでヘアドネーションの規定を確認しました。髪の長さや状態、送るときの注意点などは団体によって違う場合があるので、実際に寄付する前に、必ず最新の情報を確認しておくことが大切だと思います。今回、私が確認したページはこちらです。「せっかく寄付するなら、必要としている方のもとにきちんと届いてほしい」そう思ったので、寄付先を決める前に、できるだけ公式の情報を確認するようにしました。美容室で伝えたことヘアドネーションをしようと決めてから、私はいつもお世話になっている美容師さんに、そのことを伝えていました。ただ髪を伸ばすだけではなく、途中のヘアスタイルも楽しみながら、ヘアドネーションに向けて無理なく伸ばしていけるように、美容師さんが一緒に考えてくれました。髪を伸ばしている間は、長さが中途半端に感じたり、扱いにくく感じたりする時期もあります。でも、信頼できる美容師さんに相談できたことで、気持ちもずいぶん楽になりました。また、その美容師さん自身もヘアドネーションをした経験がある方でした。「あとどれくらい伸ばせば寄付できそうか」や、ヘアドネーションをした時のお話などもシェアしてくれて、とても心強かったです。自分ひとりで決めて進めるのではなく、理解してくれる人と一緒に準備できたことも、今回ヘアドネーションをする上で大きな支えになりました。髪を切る前に準備したことヘアドネーションに向けて髪を伸ばしている間は、毎日のケアも大切にしていました。「頑張っていた」というよりも、この髪がいつか誰かのもとに届いて、少しでも笑顔につながったらいいな。そんなふうに想像しながらケアしていたので、私自身もヘアケアの時間が楽しくなっていきました。美容室では、頭皮のケアから髪のトリートメントまで、いつもより念入りにお願いする機会も増えました。また、どんなに忙しい日でも、夜はしっかりブローしてから寝るようにしていました。小さなことかもしれませんが、誰かに届ける髪だと思うと、その一つひとつのケアも大切な準備のように感じました。髪を切った後の流れ当日は、美容師さんが「せっかくだから、自分で切ってみますか?」と声をかけてくれました。切り方も丁寧に教えてくださり、記念に動画も撮ってくれました。初めて自分で自分の髪を切る瞬間。はさみを持つ手は、自分でも驚くくらい震えていました。ただ髪を切るだけなのに、胸がいっぱいになりました。「この髪が、やっと誰かのもとに届くんだ」そう思うと、感動と希望が込み上げてきて、少し緊張していたのだと思います。切っていただいた髪は美容室を通して送るのではなく、自分で持ち帰りました。そして、事前に確認していた 台灣癌症基金會 宛に、郵便局から自分で発送しました。髪を切って終わりではなく、封筒に入れて送り出すところまで自分でできたことで、ヘアドネーションという行動が、より自分の中で大切な記録になりました。ヘアドネーションを終えて感じたこと今回のヘアドネーションは、私にとってただ髪を切った記録ではなく、「今の自分にできる小さな支援を、ひとつ形にできた記録」になりました。髪はまた伸びます。けれど、このタイミングで誰かのために届けられたことは、私にとってとても大きな意味がありました。大きなことはできなくても、日々の暮らしの中でできる小さな行動はある。そう感じられたことが、今回のヘアドネーションで得た一番大きな気づきだったかもしれません。これからも、無理のない形で、誰かの安心や笑顔につながることを少しずつ続けていきたいです。後日、団体からヘアドネーションの証明書と感謝状が届きました。髪が無事に届いたことが分かり、ほっとしました。これは誰かに見せるためというより、今回の小さな支援がきちんと形になった記録として大切に保管しています。