昨日は大阪の店舗にレジ応援で行ってきました。
結論から言えば。
かなり大変でした
名古屋→新大阪、そこから乗り換え乗り換えで現地に到着したわけですが……。
慣れない土地という事もあり、思った以上にわけワカメ。
「ダメだこれは」と最初から諦めて、迷ったら即駅員さん等に聞くを繰り返して、どうにか到着。
早めに出たので迷っても早め到着する事ができ、事前にレジ、そして売り場の下見をする事もできました(^^;;;)。
ただ……新幹線から見える車窓は、桜・桜・桜……。
大阪の手前にある京都で降りるお客さんも多くて、花見か……(涙)と。
多分この週末が最後の休日桜満開ポイント。
仕事で大阪に、しかもレジを打ちに行くあたし(涙)。
とりあえず途中で「あ、大阪城が見える…(T▽T)」
さよなら大阪城。
また、仕事でない時にいずれ……(涙)。
観光を考えたら、日帰りより泊まりがよかったのかも……(泊まりと言ってたけれども、日帰りで向こう店舗から連絡がきた)。
さて。
応援時間は12時~19時。
問題の店舗は去年できたばかりの新店舗。
隣接するのはモール。とにかくでっかい。
そういう場所で。
説明も適当に、レジに案内され。
さっそく放り込まれたのですが―――。
〝左〟でした。
「泣くな」の絵でもその通りに書いてありますが。
私は今まで、右方向からお客さんがくる→右手で商品をカゴから取る→左手にバトンタッチ→左手でカゴに入れる。この動作のみ練習をしてきました。
この動作でどうやって効率よく動けるか。それしかやってきてないわけで。
が、今回の店舗17台稼動中半分は、その〝逆レジ〟。
すべてが逆。
左からお客さんがくる、左手で商品を取る、右手で商品をカゴに詰めて行く。
書けば簡単な話ですが。
……実際には違う。これが、本当にもう。
動けないわけで。
脳が混乱を起こす―――そんな状態です。
……とにかく、大阪の店舗のレジは……何かにつけて〝逆〟でした。
他店に行くと自分がいかに井の中の蛙ゲロゲロだという事を実感させられますが。
今回はひどかった。
レジは左打ち。
加えて、買い物袋。
うちの店舗は「5円をもらって袋をあげる」「袋を5円で販売している」に対して。向こうは。
「袋は自分で持ってきたよという人に、2円を値引きしてあげる」「袋をあげない代わりに2円をあげる」。
これも逆。
何も知らないから、最初、お客さんが何を言い出したのかわからない。
つまり、袋はまだ無料配布。
もう何年も有料レジ袋で慣れきってる私は、そこでまた脳の反応が遅れる。
かつては温かい物、洗剤、米……かなり小分けして小分けして袋に入れていた私。けれどももう、「あげない」事に慣れきってるので、一瞬のカゴの量での判断が遅い。
加えて左打ち。
その上ここは、駐車券アリ。
出されたカードをどう処理するのか、駐車券の印刷の機械すらわからない。
1000円以上で1時間、5000円以上で2時間、2万円以上で3時間。
けれども最初わからず、「少ないと文句がくる」という事で3時間で結構つけてたり(^^;;)。
しかもその印刷マシンは、背中合わせになっている隣のレジにしかない。
その上圧倒的な電子マネー普及率。
うちの店舗も最近増えたと思ったけれども、桁が違う感じ。8~9割方の客が、電子マネー。
しかもみんな、会計金額を見てからその場で入金をするわけだから。
・左で気を取られてる。
・袋いらないと言い出した、処理は何だったか?
・わけもわからず2円引きボタンを押しながらも、「ここは無料袋」が念頭にくるので袋を放り込んでしまう。
・「いらないって言ったんだけど」と付き返される。
・「電子マネーのチャージして」といいながら、駐車場の券を出される。
・チャージチャージと言いながら、駐車場の券が何時間か計算しなければならない。
・そうこうしているうちにレシートを返し忘れる(普段ならありえない(汗))。
・袋がほしい場合は、大概入れ忘れてる。
さらに、よくわからない10円の値引きシールが配布されていて。
各商品に、そのシールが貼り付けられている。
しかも、「赤のシール」。
食べ物は大概、暖色系の物が多くて。
そこに見事に重なってしまう。
一瞬手に触った時、「何かある」と感じてもう一度見て、何もないと判断したにも関わらず、後で「貼ってあった」と持ってこられた事も
それが単品単品に、バーコード付近以外にもバンバン貼られてる。
また、ドライアイスの人も多くて。
そのドライアイスが、めちゃくちゃ細かく砕かれていて……うちの店舗ならもっと大きいのに……粉。もはや。
一掴みで、思った量が取れないから、2度3度。
ビニール袋も全部逆。
でも右手で取るクセがついているから、変に回転している私。
……今思えば、エスカレーターも、名古屋では右に寄るけれども。大阪では左寄りだった……。
とにかく、全部、逆。
これほど脳が混乱するなんて……想像できなかった。
「10円引きの券があるよ」と言われれば、それに注意すればいい。
けれども、同時に何種類もの情報処理が頭に飛び込んでくるわけで。
言うなれば、あそこに立ったのは。10年レジを打っている人じゃなくって。
ズブの、素人。
えへへ、わっかんねーやと笑って誤魔化して愛想振りまいていられたのは開始から4時間程度。
夕方の大混雑になったらもう、そんな心境にならない。
左打ちの葛藤。
こんな量のカゴならば……こんな程度の客数ならば……いつもなら、飛ばすのに……さっさと始末するのに……。
進まない。
スキャンもカゴ置くのも、全部両手。
1個スキャン、置いて、1個スキャン、置いて……こんなの、入った当時と同じ。
遅いから、お客はじーっとガン見。
何でこんなわかんない所で、1人で打たされるの? 応援鳴らないの??
しかも、2円引きの処理っていうのが……。
ジュース1本買ってきて、「テープでいいです」って人も全員。
だから、98円のジュースなんて事実上96円で売られているも同然。
そしてその数が。ジュース単品だけを持ってくるお客の数が……昨日は、全体の私は10分の1~8分の1程度と踏んだ。
とにかく多い。
うちの店の8倍くらい。
カゴ盛でくるか、1品だけか。両極端な状態。
「10円シール貼ってあるんだけど」と怒鳴り込んでくるお客さんも。
「袋いるわ。あの子、何にも聞いてくれへんかったわ」
といわれるので、全員に「袋お付けしてもよろしいですか??」と尋ねると、聞かれなれてないお客さんは「は??????」で返しがくる。
とにかく。
どうにもならない。そんな感じだった(^^;;;)。
……もう、あと1時間長かったら「勘弁してください」と言い出してた(というか途中で向こうの人に「誰かと組ませてください。わからないからもう自信がないです」と根をあげた)。
ここの人は平気で両手打ちができるの? レジによって、右左使い分けられるの?
というか、両手ともレジ練習してんの???
あの処理の多さは……ハンパない。
私は昨日は、昨日から始まるシニアカードにだけロックオンかけてた。ほかは心配してなかったのに。
シニアカードの割引の客もきたけれども……。
それ以上に大変な事が多すぎだった。
帰り。
「お世話になりました。大変勉強になりました」と頭を下げてきた。
実際、大変な反面……いかに自分らがぬるいか、やりやすい環境かというのもわかったり。まして盗むべき事もあった。
そんな中、向こうの人に言われた言葉。
ミスばかりしていたんで、迷惑を……と言ったら。
「いえいえ、うちの人たちもみんなミスばっかりですから。皆入ってせいぜい1年の人たちばっかりで(^^;;)」
あ、と思った。
そうだよ……あそこは新店。あんな状態を、入って1年の人が毎日回しているわけで。
10年の私が根を上げてる……場合じゃないわけで。
でも。
10年後、あの人たちは……もし続いていたら、ハンパないと思う。
とてつもない、プロ集団になると。そう思った。
◇
面白かった反面。でも、ほとんどまともに打てなかった。そんな心境だった。
パニック発作が出そうで、誰かを呼ぼうにも、名前を知らないので。
お客さんに何か聞かれてわからなくても、「すいませんすいません!!!」と叫んでも誰も振り返ってくれない(^^;;;)。
名前を知ってる仲間がいる。それだけでも、十分恵まれた環境だと痛感した。