わたしが綺麗と感じる狂ったものは、あなたにとって、ただの狂気。
怖がるあなたは、わたしごと否定する。
ならばわたしは、あなたを健全な世界に突き落とし、ひとり居心地のいい闇で暮らすわ。
狂った場所に住まうことが、わたしにとって正解なのだから。
昔、正義感の強い女の子がいました。
将来は検察官になりたいと言っていました。
ある日、私はその子に呼び出されました。
話がある、と。
話の内容は、
「みんながあなたのことを嫌っている」
「気付いてないだろうから、教えてあげた」
「これからはもっと大人しくしていた方がいいよ」
これが正義なのか。
私が黙れば、みんなが喜ぶから。
彼女は、私が一人でいれば仲間の輪に入れてくれた。
それもきっと彼女の正義感によるものだったのだろう。
だが、最終的に彼女は、私一人を傷付け、他の多くの子が楽しめる正義を選んだ。
おかげで私は彼女が望む通りに大人しくなった。
彼女のためじゃない。
みんなのためでもない。
ただの人間不信になったのだ。
将来は検察官になりたいと言っていました。
ある日、私はその子に呼び出されました。
話がある、と。
話の内容は、
「みんながあなたのことを嫌っている」
「気付いてないだろうから、教えてあげた」
「これからはもっと大人しくしていた方がいいよ」
これが正義なのか。
私が黙れば、みんなが喜ぶから。
彼女は、私が一人でいれば仲間の輪に入れてくれた。
それもきっと彼女の正義感によるものだったのだろう。
だが、最終的に彼女は、私一人を傷付け、他の多くの子が楽しめる正義を選んだ。
おかげで私は彼女が望む通りに大人しくなった。
彼女のためじゃない。
みんなのためでもない。
ただの人間不信になったのだ。
私は神じゃないけど、
あなたのために、
その傷を取り除きたい。
魔法程度のものでいい。
あなたの苦しみ悲しみを、
癒せることができたなら。
魔法ほど大袈裟じゃなくてもいい。
私の想いが伝われば。
ただ、それだけのことでいいのかもしれない。
見返りなんていらないから。
あなたのために、
その傷を取り除きたい。
魔法程度のものでいい。
あなたの苦しみ悲しみを、
癒せることができたなら。
魔法ほど大袈裟じゃなくてもいい。
私の想いが伝われば。
ただ、それだけのことでいいのかもしれない。
見返りなんていらないから。
