なんだかんだ言いつつも、それでも心がユノとチャンミンに戻ることがあるかもしれないと、様子を見続けてきた数か月間だった。
思えば、始まりはユノの退役。
待ちに待った再始動に向けて、ユノの晴れやかな復活のはずだった。
だけどそこにはしょっぱなから、不穏な空気がまとわりつくことになった。
ユノのいるところすべてに現れるようになった、とっても特別な存在、スタイリストのオギ。
でも、それをさせてたのも、結局ユノ本人の判断だもの。
その時からもうすでに、晴れ晴れとした再始動なんかじゃなかった。
その後、地図からの日本消しがあって、国威発揚発言があって、猿マネがあって、それにSNS開設後ず~っと続いてる日本人ファンスルーなどなど。
ファンの間で、問題として持ち上がったことに対して、事務所も本人たちも、無反応か、あるいはなんとなくわからないようにしただけであって、スッキリ解決したことなんて、何ひとつない。
どうとでも取れるような状態で放置しているから、同じ東方神起のファンの中で、受け止め方も解釈も割れ、もやもやは広がり、ファン同士の間では諍いが続いてる。
今でも全く疑問なんて感じません!ユノ大好き!チャンミン大好き!楽しい!って心底本気で思ってるファンがいるとしたら、そういう人は、たぶん彼らの内面的な部分に左右されないとか、そもそもそういう部分は求めてないとかなんだろう。
でも、残念ながら、私はそうじゃない。
ユノとチャンミン、彼らの芸能活動のみならず、本人たちがどんな風に感じて、どんな風に考えて、どんな風に生きてるのかなって、深く掘り下げて見てきた。
ずっとずっと、そういう部分含めての、ファンだったわけだから、そこを外して考えるなんてできない。
そういうところも含めてずっと、ふたりのこと大好きだったわけだからやっぱり最初のうちは、韓国人だからだろうとか、事務所がらみだろうとか、契約がらみだろうとか、いわゆる彼ら特有の事情を当てはめようと努力していた。
そう、めいっぱい当てはめようとしてきたのに、結局、どうにも埋めきることができなかった。
どうして埋めきれないのよ?って右往左往してみたりもしたのに。
でも心の底ではわかってた、当たり前だよね。
どうして埋めきれないって、そこにはまったく、本人たちの意志が存在していないから。
そう、一番大事な、彼らの気持ちが存在してないから。
本当のことはすべて、ユノとチャンミン、本人たちにしかわからない。
当てはめてみたすべてのことは、自分のあるいはほかのファンの想像であり、予想であり、解釈でしかない。
そんなものじゃ埋めきれるはずもなく。
今まで東方神起、ユノ、チャンミンが私たちファン、ビギストと築いてきたはずの、揺るぎないとまで思えたほどの信頼と絆。
だけど再始動後に起こってしまった、数々の出来事に噴き出す疑問。
その数々の疑問の中には、社会人としてあるいは人間として、または複数の国で活動する国際人として、最低限本人たち自らが、発信すべき事由が含まれていたことは、明白な事実と言ってよいと思う。
私たちとユノ、チャンミンとの間に、あまりにも唐突に、あまりにも簡単に、無残にも開いてしまった大きな傷穴。
埋められるものって、いったい何よ?
本人たちの気持ちでしょ?本人たちの言葉でしょ?本人たちの行動でしょ?
待ちに待ったよね?探りに探ったよね?二人の言動、ふたりの一挙手一投足を。
だけど結局、どこにも無いの。
私たちが待ち望む、彼らの気持ちは。
だから、チャンミンのインスタのコメ欄は、いつまでもいつまでも、日本人ファンたちの葛藤で、溢れ続けてる。
何事も無かったかのように、チャンミンにお礼と愛を届け続けるコメントの羅列。
ところどころに挟まれる、一見冷静な意見、それを咎めるコメントの数々。
あげく、見てる方が恥ずかしくなるような、口汚い言葉での言い争いまで、延々と続く。
だけど、それらすべてが、ファンたちの、戸惑いと慟哭なのに。
そこにそれらを全身で受け止めるべきユノとチャンミンが、いない。
ねえ?まるで存在すらしていないかのように、そこにいないんだ・・・。