わたしを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【 MEMO 】 

レセプターのなかには、光や音、ラジオ波など、振動エネルギー場を読み取る”アンテナ”のようなものもある。これら「エネルギー」レセプターは、環境のエネルギー振動に共鳴して音叉のように振動する。この振動によってレセプタータンパク質の電荷が変化し、その結果形態が変化する。/『思考のすごい力』Bリプトン

 

【 MEMO 】

 知覚とは「身体感覚を通して環境の要素を認識すること」だと定義できる。この定義後半の「環境の要素を認識すること」がレセプタータンパク質の機能にあたり、前半の「身体感覚」をつくりだすのがエフェクタータンパク質の役割だ。
 
これら知覚の基本単位を研究しようとして、人間は極端に還元主義的なやり方をとってきた。機械のしくみを理解するには、ナットやボルトといった部品レベルにまで分解すればよいのだ、とばかりに、細胞をばらばらにし、構成材料に分けて調べるという方法だ。

 だが、はたしてこれで細胞の機能が理解できるのだろうか?先に述べたように、細胞膜には多くのスイッチがある。忘れてはならないのは、いついかなる時でも数百ものスイッチが働いているということだ。つまり、単一のスイッチが細胞のふるまいを決めるのではない。その時点で機能するすべてのスイチの活動を考慮しなければ、細胞のふるまいは理解出来ない。/『思考のすごい力』Bリプトン