仕事をしていると、ふっと休職前の考え方に戻りそうになることがあるので、やばそうな時は意識的に立ち止まるようにしています。
そのやり方で20年近くやってきたんだから、簡単に変わらない、変われない部分があるのは仕方がないことなので、意識。意識。
意識しているので当たり前なのですが、いい感じの考え方をしている時があって、人知れず感動したりしています。
例えば先日。
突発的に、同じチームの超ベテランの人と分担して行う作業がありました。
大枠の判断材料は与えられて、細かい部分はこちらに委ねられる形で指示が降りてきて、それぞれ別々に判断することに。
私なりに考えて人に説明できる状態までは仕上げました。
当たり前ですが、その判断基準にベテランの人と相違がありました。
そう、当たり前なんです。
だってそれぞれの判断に任せるって言われてるんだから。
でも、自分のやり方に自信のない私は咄嗟に
ベテラン様のやり方確認して私の分調整した方がよくない?!
って思いました。
休職前だったら声かけて確認して修正していたと思います。
完全に非効率です。
だって私の意見をゼロにして、他の人のやり方でやり直そうとしてるんだから。
分担の意味。
本末転倒とはこのこと。
書いていて気付きましたが、自信がなさすぎるって作業時間増やすことにも繋がるんですね。
悪循環…。
自分の気持ちを乱されないために、自分の声を聞く、自分を少し信じてあげる、そんな思いを持てるように思考改善を図ったんです。
休職中に。
その効果があったみたいで、一瞬揺らぎが生じましたが、結果的に
ま、いっか。
一旦私の基準はメールで送ったし。
そもそも指示内容固定されてなかったし。
上の人もそのまた上の人も確認するデータやし。
データ見たらわかるようにメモで情報残したし。
そもそも個人に委ねてる時点で大きな問題にならへんやつやし。
なんかあったら明日修正したらええや。
お迎え行かなあかんし、かーえろ。
というように、やることはやったしもういいやって思えました。
もちろん自分の判断が完璧だとは思っていません。
自信があるわけでもありません。
でも、その時点では真面目に考え取り組んだ答えでした。
そこにズレがあるんだとしたら指摘するべきは私ではありません。
それは上司や先輩の役目。
真面目に取り組んだ当人にズレの認識は難しい。
まぁいいや。と思えた私に、私は、
すごいいい捉え方してる!すごい!偉い!
復職して半年以上経つのに継続できてる!
そんな風に褒めました。
はてさて、その業務は結果的に、最後に判断基準をやはりベテランの人に合わせることになりましたが、絞ってからの調整が簡単にできたので、一緒に確認して2分で終わりました。
なんだ、これでいいんだ。ってひとつ成功体験を積めました。
実際はわかんないですよ。
こいつ…って思われてたかもしれない。
それは違うって裏で言われてるかもしれない。
重要なのは、私が私を受け入れ、認めることができていることだと、今はそう思っています。
頭の中で、私がいないところで私のことを誰かが悪く言っているシーンを勝手に思い描いてしまうような私は、私には必要ない。
少し気を緩めるとそっちに引っ張られてしまうから、とにかく意識して、立ち止まる。
最近、この考え方にプラスして、間違っててもいいから、まず「決める」を大切にしています。
迷いながらなんとなくこう。じゃなくて、正解かはわかんないけど、今の私が考えた内容は一旦これ!と決める。
この考え方はまだまだ定着してないけど、しばらく続けてみたいなと思っています。
今仕事で、65歳で退職する人の一部の業務引継を受けているんですけど、その人がすごくかっこよくて。
もともと役職者(今は嘱託社員)で、人徳も経験もあって、いろんなことを知っていて、なのに全く偉ぶらず、感覚も若く、とにかく優しくて、たくさんのことを教えてもらいました。
その人のようになんて絶対できないけど、とにかく決めて動くというスタンスは真似できるような気がして、お手本にさせてもらっています。
大好きなイケオジです!
そんな穏やかな心持ちの今日この頃。
なんか急に仕事が増えることになったけど、なんとかしてこなせないかしらと前向きに考えるぐらいの心の余裕は持てています。
どうなるかはわからないけど…ふふ。