風邪などで記事作成が遅れてしまいましたare-?*



日本時間の6日、インディアナポリスの

ルーカスオイルスタジアムで

NFLの王座決定戦

第46回スーパーボウルが開催されました。


今回の対戦は


ニューイングランド ペイトリオッツ

vs. ニューヨーク ジャイアンツ


  

ペイトリオッツは、リーグ屈指のQBで

過去3度スーパーボウルを制覇している

トム・ブレイディが攻撃の舵を取り、パスを中心とした

攻撃力の高いチームです。


対するジャイアンツは、ここまで

優勝候補のグリーンベイ パッカーズ

サンフランシスコ 49ers

強固なディフェンスで退けてきた守備のチームです。


そして、ジャイアンツトム・コフリン

ペイトリオッツビル・ベリチックという

リーグを代表する名将同士の対戦も注目されました。



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試合は序盤、ジャイアンツのペースで展開されます。

最初のジャイアンツ攻撃シリーズは

得点できずにパントで終わるのですが、そのパントが

敵陣深くまで蹴りこまれたことにより

ペイトリオッツの攻撃シリーズを

不利なポジションで開始させます。


そして、その攻撃シリースで

11人であるべき出場選手が12人いるという

「イリーガルフォーメーション」を取られて罰退。

(麻雀で言うところの「多牌」ですねw)


さらに、ペイトリオッツ自陣5ヤードからの

攻撃でQBブレイディがエンドゾーンで捕まりそうになり

慌てて投げ捨てたパスが、パスを受けるターゲットから

かなり外れた位置に投げ込まれたとして

「インテンショナルグラウンディング」の反則、そして

罰退するとエンドラインを超えるということで

セーフティ、ジャイアンツが守備で2点を取ります。


NY:SAFETY


NY 20 NE




守備でつかんだ流れを利して

ジャイアンツQBイーライ・マニング

WRビクター・クルーズにタッチダウンパスを通して

9-0とリードを広げて第2Qへ。


NY:Manning→Cruz TD

   (XP kick complete)


NY 90 NE




2Qに入り、ペイトリオッツは

ゴストコウスキーのフィールドゴールで

3点を加えて反撃開始。

さらに、ここからペイトリオッツQBブレイディが

スーパーボウルの舞台で本領を発揮し

RBダニー・ウッドヘッドへのTDパスで9-10と逆転。


NE:Gostkowski FG


   Brady→Woodhead TD

   (XP kick complete)


NY 910 NE




さらに3Q途中までパスを16本連続で

成功させるスーパーボウル記録を達成させ、

その中でTEアーロン・エルナンデスへの

TDパスも通して9-17とリードを広げます。


NE:Brady→Hernandez  TD

   (XP kick complete)


NY 917 NE





突き放されたジャイアンツも

ペイトリオッツの攻撃を、自慢の守備で

しっかり抑えて失点を最小限にとどめて

Kローレンス・タインズの2本のFGで

15-17と追い上げて最終4Qを迎えます。


NY:Tynes  FG×2


NY 1517 NE




きわどい接戦となったこの試合は

残り5分を過ぎてからドラマがありました。


ジャイアンツQBマニングが終盤に、

この日最長の38ヤードのパスを

WRマリオ・マニンガムに通して敵陣深くに攻め込むと

最後はRBアーマド・ブラッドショー

逆転TDランを呼び込みます。


NY:Bradshaw  TD run

   (2pts imcomplete)   


NY 2117 NE

 


このドライブをTDで終えたジャイアンツは

2ポイントを失敗させるものの、ペイトリオッツの最終攻撃で

ブレイディが投じた最後のロングパスも

エンドゾーンでインターセプトして

21-17で制し4年ぶりのスーパーボウル制覇。


final

NY 2117 NE



MVPは40本中30本のパスを成功させた

ジャイアンツQBイーライ・マニングが受賞しました。



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僅差ながらも面白さが凝縮されたゲームでした。



大まかに見ると

ペイトリオッツの攻撃×ジャイアンツの守備」という

見方が正しかったと思いますが、ジャイアンツは

守備だけではなく、その守備で得たチャンスを

しっかり攻撃につないで得点するという形が出来ていたと思います。


事実、攻撃力はリーグのトップクラスを誇る

ペイトリオッツを抑え切った守備は特筆すべきですし

中距離の攻撃は通されても、大けがをしないで

爆発させなかったことが勝機になったのは紛れもない事実です。



そして、今まで兄であるコルツQBペイトン・マニングの

存在が大きすぎる故に陰に隠れていた

弟のジャイアンツQBイーライ・マニングが、

いよいよリーグを代表するQBにまで

登りつめたゲームとも言える大会でした。




シーズンでは終盤ギリギリに地区優勝を決め

勝率はさほど高くなかったジャイアンツは

下馬評は決してよいものではありませんでした。

私も「まさか、ジャイアンツは・・・」と思っていましたし。。。


しかし、その予想を覆したのは

強固な守備と、ポストシーズンで見せた

神がかり的な攻撃力でした。




「派手さだけでは決して勝てない」という、

予想の難しさと楽しさを味わえた2011シーズンでしたね。