先日、JR中央線で長く活躍していた
201系電車が引退しました。


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この電車は「省エネ電車」として
1979年、中央線に充当された
いわば中央線の象徴的電車でした。

現役車両は京葉線に転属した
スカイブルーの車両があったり、
関西でも多くの編成が車体更新工事を施され
バリバリの現役で走っていますが
登場したときのカラーと車体の
オリジナルで走る車両はもう見納めとなりました。


中央線も新型車両が入って
ラインカラーのオレンジ色は
帯に名残を見せるにとどまりました。

以前は御茶ノ水-三鷹間を
並行して走っていた総武線各駅停車も
黄色の電車で、オレンジと黄色の電車が
彩りを加えていました。

その原風景を懐かしむように
聴いていたのが、この曲でした。






さだまさしさんの「檸檬(れもん)」です。


湯島聖堂、聖橋と
御茶ノ水駅の近くを舞台に
描かれた曲なのですが、詞の雰囲気が
さださんらしい世界観なんですよね。

使い捨てられた愛」、
この街は青春たちの姨捨山」という歌詞は
独特の叙情を感じさせる言葉の使い方で
本当に心に響くものですね。

かじった檸檬を放る場面が出てきますが
それを電車の色と組み合わせます。


食べかけの檸檬 聖橋から放る
快速電車の赤い色が それとすれ違う



情景が浮かぶ詞ですね。
私も御茶ノ水界隈は学生時代や
大人になってからよく行きますが
駅を降りると、この曲の世界が
広がってくるようです。


もう、あの鮮やかなオレンジ色の電車は
ここに走ることはありません。

時代の流れとはいえ、何か切ないですね。。。


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