『フラッシュ・ポイント 天命探偵真田省吾4』 神永学 | 鈴と空のブログ

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フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾〈4〉/神永 学
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もう一度、あの微笑みを見ることができるなら……
守りたいものがある。
やるしかないんだ!

チームワーク抜群の真田たちを一発の銃弾が引き裂いた――
驚愕の展開に目が離せないシリーズ第四弾!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


最後は少々驚いた。


都合がよすぎると言われようが、
リアリティが無さ過ぎると言われようが、
真田と同じように、根拠も何もなく当然の様に
あの人は最後に(事件が解決したら)目を覚ますと思っていたので。


色々と想像通りなこともある。
事件の黒幕だとか、展開だとか、迎える結末だとか。


それでも真田の勢いや

山縣を筆頭に登場人物の魅力に引っ張られて一気に読んじゃう。


真田の相変わらずの暴走っぷりや、
チームの面々や柴崎や河合とのやり取りに笑っちゃって、
山縣が友人と最後の別れをする場面だとか
あの人の前での真田の姿だとかには泣きそうになっちゃって。


三井の巻き込まれたこと、やろうとしたことは
あの事件・あの人が基になっているんだろうな。


政治的な駆け引きのために、
命がけで闘う人やましてその仕事に殉じた命をなかったことにするなんて
あり得ないと信じたいところだけど、

そうも言っていられないのが現実なんだろうか。