『警官の紋章』 佐々木譲 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

警官の紋章/佐々木 譲
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警官の敵は警察にあり。
拳銃を所持した警官の失踪、

覚醒剤密輸入事件の偽装疑惑……
佐伯刑事たちは、それぞれに任務のため、
警官としての信念と誇りをかけて疾駆する。


『笑う警官』(2009年秋映画化)、

『警察庁から来た男』に続く、
北海道警察シリーズ第3弾!


北海道警察は、洞爺湖サミットのための

特別警備結団式を一週間後に控えていた。
そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。
津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。
一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、
一人捜査を続ける佐伯宏一。
そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。
それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが…。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


読んでる間もそんなに楽しいとは思えなかったんだけど、
感想を書こうとすると困る。
あまりいい印象の言葉が出てこなくて。


トラブルがあって少々の綻びはあったとは言え、
警備をバッチリ固めた衆人環視の場での要人を狙ったテロ、
というわりにあまりハラハラしない
(緊迫感をさほど感じない)とか。


あまりにもくだらない上層部の人間
(最後の場面なんて本当にみっともなかった)と、
そんな奴らのために
真っ当な警察官が死ななければいけなかったというのは
どうにもありがちな感じで。
そのベタさを補ってプラスになるほど

魅力は感じられなかった……とか。


小島百合ってあんなキャラだっけ、印象変わった?とか。


人の表し方に引っかかってしまった。
フルネームか苗字のみか、って。

小島百合はずっとフルネーム表記だし
佐伯や津久井は基本的には苗字のみ。

成田や酒井はそう表記されたりフルネームになったり。
あのシーンのために

成田の名前を印象付けたいのかと思ったんだけど、
それならずっとフルネームでもいいんじゃ?なんて。


大したことじゃないのかもしれないけど、
一旦気になっちゃうとどうしても
“小島百合”が出てくるたびに引っかかっちゃって。