- ショットバー/麻生 幾
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中堅商社に勤務している吉岡亜希は、
やっと一人前と認められ、顧客担当を任されるようになっていた。
三年前から付き合っているメーカー勤務の恋人・翔太から
結婚をほのめかされ始めていた、ある日。
顧客からのクレームで疲れ果てながらも
デートに向かう亜希の携帯に、翔太から
待ち合わせ時間に遅れるというメールが入る。
時間を持て余した彼女は、ショットバーに入ることにした。
そこで偶然出会った見知らぬ女性が、その夜何者かに殺害される。
デートを終え事件を知らずに帰宅した亜希を、
目撃者として探し始める警視庁捜査1課の刑事たち。
そして殺害された女性を巡り、
公安部外事警察も周囲に姿を現し……。
あるショットバーに立ち寄っただけの亜希の人生は、
彼女が知らないところで大きくうねり始める―――。
「わたしは自立した女になる」
見知らぬ店、偶然の出会い。
それが、彼女の運命と生き方を変えてしまう。
仕事を選ぶか、結婚に踏み切るか。
揺れる思いを抱える亜希の人生は、
ある殺人事件を境に激変する。
周囲に出没し始める捜査1課、外事警察、そして自衛隊……。
いったい、何が起こっているのか?
警察と国家に翻弄されながらも
強く生きようとする女性を描く、
著者の新境地、傑作警察小説!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
これもな…。
面白くないとは言わないけど、
何となく拍子抜けした感じもある。
捜査1課、公安、自衛隊、「女」、元上司、恋人…などなど
色んな要素を詰め込みすぎたんだろうか。
あと、帯の文句がよろしくないんだと思うな…。
この帯を読んだ感じだと、
「ものすごくスケールの大きな話」だと思わせるのに
実際に読んでみると「あら?」って。
確かに簡単にまとめると
「警察と国家に翻弄され」なんだろうけど
なんだかこじんまりというか…。
「自立した女になる」って言うのにしても
わざわざ文字を大きくしてまで強調したわりに
「ん…?」なんて思ってしまった。
「傑作警察小説!」というのもピンと来ない。