- 黙秘 (講談社文庫)/深谷 忠記
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北海道のホテルの一室で、男を刺した女性は、
氏名と住所を明かしたのち堅く口を閉ざした。
殺されたのは有名な精神科医だった。
犯人の女性が、どうしても護りたかった秘密とは。
彼女を殺人罪で起訴した検事の森島は、
その扉をこじ開けようとするのだが!?
法廷ミステリーの白眉!
(『Pの迷宮』加筆・改題)
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★★☆
かなり5つ寄りの4つ。
またやってしまった。
タイトルだけ見て予約して、手にしてみたら改題。
『Pの迷宮』は2007年6月に読んだ。
面白かったという印象があったのでもう一度読んでみた。
650ページあるわりに早い。
細かいことは多少薄れてはいたものの
「秘密」=弥生が「思い出したこと」はちゃんと覚えてた。
その一番大事なところを覚えてても、面白かった。
だけど、満点をつけるのはちょっと悩むのは何故だろう。
衝撃度・新鮮味ってだけだろうか。
でもこれは好きだ。
ネタバレにならないように思うと
どこまで書いていいものか悩むんだけど、
悪意の人間がああいう術を知ってしまうことの恐ろしさ。